紅一点×SnowMan④ (ページ5)

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side FUKAZAWA ページ5

A『ちょっと、樹！これってどういうこと？？』

いつものようにレッスンの前にみんなで待っていたら、
Aが入ってきた。

どうやら単独の仕事があったらしい。
最近はドラマもそうだけど、雑誌の仕事が
入ってきてるとかって言ってたな。

田中『んー。なんのこと？』

A『これ！』

Aが出してきたのはドル誌で。
SixTONESが結成されたことを特集している内容だった。

「どうしたの？」

荒れているAと
よくわかってない樹と一緒にそのページを見る。

そこには樹がデカデカと載っていて。

田中『姉御、マジでわかんないんだけど。』

A『ここ！なんでこんなこと言うの？』

Aが指差したところには、
最近の出来事って書いてあって。

【最近はよく姉御とデートしてますね。あ、姉御ってSnowManの松雪Aのことなんですけど。】

【好きなタイプですか？うーん。ギャル！あ、だけど姉御は別枠。デートまじ楽しいっすもん。】

【時間がたくさんあるなら？姉御と旅行行ってみたいなー。】

田中『あー。それか。事実だもん。』

A『だもんじゃないでしょ！』

なるほどね。Aは自分と絡んでいることが
世間に知られるのを極端に嫌うからな。

過去に色々あったこともそうだけど。

てか。それよりも気になったのが。

「待って。樹とデートしてんの？」

田中『そうっすよ、師匠。月2以上はしてる。デートスポットはほぼ巡ったよね。』

「え？A、事実？」

A『、、、。ほんとです。』

渡『はぁぁぁ？』

近くで聞いていた翔太も反応している。
こいつが一番Aのこと好きだからな。
色々拗らせてるけど。

田中『大学にもよく行ってるもんね。姉御、大学ではバレないように大人しくしてるけど、やっぱりオーラダダ漏れなんすよ。だから俺が睨んでる。』

A『えっ？そうなの？だから私の周りに人座らないんだ。』

阿『デートはどこ行ったの？』

阿部ちゃんはちょっと顔をキラキラさせている。
興味ありまくりじゃん。

田中『マジで色々行きましたよ。江ノ島でしょー。水族館でしょー。動物園でしょー。』

A『はぁ、、、。樹もうやめて。』

Aは半ば諦めている。

田中『てかさ。他のページ見てないわけ？俺だけじゃねーよ。』

A『え？パッと見たところが樹で衝撃が大きすぎて他見てない。』