紅一点×SnowMan④ (ページ38)

今日:829 hit、昨日:729 hit、合計:134,890 hit

⭐︎ ページ38

そう言ったら風磨は笑っていて。

『兄さん達かわいそー。にしても！これいつ撮影したわけ？』

「風磨と付き合った日。」

『え？あの後？』

「そうだよ。」

そう言ったら風磨はため息をついている。

『まじかぁ。いろいろタイミングすごいね。』

「ところでどうだった？」

『え？』

「結構いい感じに撮れたと思うんだけど。編集者さんも、20歳の大人の魅力全開ですねなんて言ってたよ。」

『いや、、、。良かったよ。普通に。』

「私まだ見てないんだよね。」

そう言って、パラパラと雑誌をめくっていく。
確かに編集者さんの言った通り、
結構大人な感じに仕上がっている。

「へー。こんな感じになるんだね。」

『うん。ほんとにいいと思うよ。彼女じゃなければね。』

「そーゆーもの？」

『そりゃあそうでしょうが。仕事だから仕方ないけどさ。複雑だよね。』

そんなことを言いながら私の手をにぎにぎと触っている。

「私明日から福岡で早く出るからとりあえずお風呂入ってくる。」

手を離して、立とうとしたら手首を掴まれる。

『俺言ったよね？今日覚えとけよって。』

そう言ったら深い口付けをされる。

『はい、連行〜。』

「ちょっ、、、。」

そのまま風磨にお風呂に連れていかれる。
もちろんそれで終わるはずはなくて。

そのままお風呂でも、ベットでも深く愛された。

『ああやって雑誌では下着姿は見れるかもしれないけどさ、こうやってその先を見ることができるのは俺だけだよね。』

「んっ、、、。やぁっ、、、。」

『あっ、ここだね。』

「あっ、、、。」

『、、、俺も余裕ないわ。いい？』

私が声にならない声で応えるとそのまま深く入ってきて。
次の日朝早いのに、かなり夜遅くまで愛された。

「私、今日早いって言ったのに。」

『ごめんて。まあ、旅行楽しみにしといてよ。』

「うん、行ってきます。」

『いってらっしゃい。』

そう言ってキスをしてくれる。

そして付き合って気づいたけど、意外と彼は優しい人だ。
スキンシップも多いし。言葉もくれる。

最初はむず痒い気持ちがあったけど、
少しずつ慣れてきた。

そんな彼に別れを告げて、牧さんの車で空港に向かう。

本当は明日に現地入りなんだけども。
私は福岡の夕方の情報番組に生出演することに
なっていたから、1日早く福岡入りした。