紅一点×SnowMan④ (ページ37)

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side YOU ページ37

今日は映画の撮影のための打ち合わせがあるから、
朝から牧さんの運転で、打ち合わせ場所に向かっていた。

そしたらLINEの通知がうるさい。

「朝から何？」

見たらSnowManのLINEの通知が100件を超えてる。

「え。何？こわ。牧さん。今日って何日だっけ？」

牧『え？8/10ですけど、、、。』

8月10日。、、、！あ！そういえば！
電話が鳴る。私は何も考えずに携帯をとった。

「もしも、、、。」

田『ちょっと、姉御！どゆこと？ねぇ。』

「え？何？」

田『雑誌だよ、雑誌。俺聞いてないんだけど。』

「あー、特に言ってないし。」

佐『おい、樹。今Aと電話繋がってる？』

さっくんの声が聞こえたと思ったら、
電話からなべくんの大声が聞こえて。

渡『お前っ！あの雑誌どういうこ、、、。』

「もう現場につきそうだから切るね。」

携帯を切ってため息をつく。

牧『わざと切りましたね？』

「だってめんどくさそうだったし。」

そう。今日は前に撮影したananの発売日だ。
きっとみんなが騒いでるのは内容がセッ特だからだろう。

私が下着姿で載っている写真だしね。
そのことを一切言ってなかったから、
みんな今日知ったぽかった。

LINEをチラ見すると一件追加の連絡が。

【今日覚えとけよ。】

一言だけそう来ていて。

「今日は長そうだな、、、。」

牧『何がですか？』

「ううん。何でもないよ。」

打ち合わせの現場に着く。そこには北村匠海さん、
浜辺美波さんがいて。私は浜辺美波さんの親友役だ。

「よろしくお願いします。」

北『お願いします。』

浜『お願いします。』

そこから打ち合わせをすすめていく。私が好きな
小説が映画になったから嬉しい。楽しみだな。

打ち合わせが終わって帰宅する。明日から福岡に
向かうからってことで早めに帰してくれたんだけど。

今日に限っては少し嫌だなぁ。

部屋の鍵をそっと開けると、そこには男物の靴が
一足あって。あ、やっぱり居たか。

部屋にそっと入るとソファに座る1人の男。

『ねぇ、これ何？』

「ただいま、風磨。」

『おかえり、、、。って違うのよ。』

風磨の目の前には今日発売の雑誌が置いてある。

「どうだった？」

『いや、かなりエ、、、じゃなくて！俺聞いてないよ！』

「うん。誰にも言ってないもん。」

『てことはSnowManも？』

「うん。なんかグループLINEが大量に来てたけど、めんどくさくて見てない。」