紅一点×SnowMan④ (ページ36)

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菊『あ、お疲れ様でした！めっちゃよかったす。』

風磨が楽屋にやってくる。
迷わず、メイクを落としているAの隣に座っていて。

雅『あらー。早速来たわね。』

A『私の専属のヘアメイクさん。』

雅『雅です。』

菊『あー。話してた人か。』

雅と風磨が仲良く話している。

深『なんかさー。まじで付き合ってんのな。』

岩『確かに。』

誰とでもすぐ仲良くなれる風磨のコミュ力に感心しつつ。

「今日打ち上げみんな行くよねー？」

A『私はパス。』

「え？なんで？」

菊『え。行ってきなよ。』

風磨の言葉にAは首を振っていて。

A『明日、雑誌の撮影が朝から入ってるの。だから今日は早く帰る。』

阿『えー。残念だなぁ。でも仕方ないか。』

菊『じゃあ、一緒に帰ろ。今日俺ん家ね。』

A『え、やだよ。』

菊『それならAの家ね。』

A『、、、分かったよ。』

もはやAは色々と諦めたらしい。
風磨が肩を抱いてニコニコと出ていく隣で
Aは小さくため息をついてた。

雅『みんな、見せつけられちゃったわね。』

宮『ほんとに。』

「にしても意外だったなー。」

雅『そうかしら。』

「え？なんで？」

雅の言葉に思わず聞き返してしまう。

雅『あの子はあのくらいグイグイ来る人の方がいいのよ。どこかでもじもじしてアタックできない人間よりもね。』

雅は翔太やふっかを見ながら笑って言っている。
え？翔太はまだわかるけど、ふっかもなの？

深『、、、。』

渡『雅うるせーよ。』

雅『はいはい。』

雅はメイク道具を片付けて、部屋を出ていった。

「と、とりあえず打ち上げに行こうぜ！」

阿『う、うん。そうしよ！』

楽屋の微妙な空気を正すべく、
とりあえず声をかけて打ち上げのために
居酒屋に向かった。