紅一点×SnowMan④ (ページ34)

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side SAKUMA ページ34

「およ、およよよよ？」

目を擦って目の前の光景を見るけど、
どうやら間違えてはいないらしい。

俺は意外な組み合わせの2人に
思わず変な声を上げてしまった。

渡『あ、風磨じゃん！』

風磨が楽屋に来たんだけど、
その時にAも一緒に入ってきて。

2人が仲良いイメージがなかったから驚いた。

滝沢歌舞伎は、Aのサプライズ出演が
かなり話題になったみたいで。

もっと見たいって声も多かったらしい。
来年は演目を任せることになりそうって言われてたな。

歌舞伎が千穐楽を迎えたらすぐにクリエが始まって。

今回もみんなで出られてよかったななんて考えながらも。

あっという間に最終日を迎えていた。
どうやら風磨は観に来てくれたっぽくて。

菊『みなさんこんちわっす。まじ楽しみっす。』

そんなことを言いながら、
Aは雅のもとにメイクをしてもらいに行き、
風磨は翔太のところに行く。

岩『にしても、2人って関わりあったんだ。』

渡『あ、前にって言っても2か月くらい前だけど、樹も含めて4人で飲んだわけよ。Aはめっちゃ怖がってたけどな。』

菊『いや、あれは。過去に俺が噛み付いたのが悪い。』

へー。なるほどね。そこで仲良くなったわけだ。

菊『まあ、それだけじゃないっすけど。』

阿『え？』

風磨の言葉にみんなが2人を見る。

菊『付き合ってますもん。俺たち。』

全員『「え？」』

風磨の言葉に楽屋にいたみんなが固まる。
Aは頭を抱えていて。

菊『やっぱ言ってなかったじゃん、A。』

「だって、、、。タイミング無くて。」

菊『いやいや、歌舞伎もやってたんだからいつでも言えたでしょーが。』

親しげなやり取りに誰も言葉を発しない。

深『え？まじ？』

菊『まじっす、まじっす。』

宮『姫、ほんとなの？』

A『、、、本当だよ。』

観念した様子でAは認めていて。
いや、色々とパニックなんだけど。

阿『まじかー！おめでとう！いつから？』

菊『あー、それは。』

A『恥ずかしいから言わないでってば。』

菊『別にいーじゃん。兄さん達なら大丈夫だって。』

口を塞ごうと風磨のところに駆け寄ったAと、
その手を掴んでニヤニヤしてる風磨。

いや、もうその様子が
仲良しカップルにしか見えないのよ。