紅一点×SnowMan④ (ページ33)

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私が名前を呼んだら満足げな顔で
そのまま再び組み敷かれる。

『今日、午後からでしょ？まだ時間あるよな。』

「う、うん。」

『じゃあ、もう一回ってことで。』

そのまま再びベットに沈み、2人の時間を過ごした。

『はい、これ。』

「え？」

帰り際、風磨に鍵を渡される。

『これ、おれんちの。仕事で忙しい時でも、これあればいつでも会えるでしょ？』

「うん、そうだね。」

『今度、Aの家のやつもちょうだいね。』

「分かった。」

『じゃあ、気をつけて。』

最後に額にキスを落としてくれて、私は部屋を出る。

菊池さ、、、風磨ってあんなに甘い感じの人なんだ。
睨まれていた頃とは全く違う雰囲気に
戸惑いながらも悪い気はしなかった。

午後からは単独の雑誌の撮影だった。
いつものように控室に行くと、雅がいる。

雅『おはよ、、、。あら、何かいいことあった？』

開口早々言われた。私って分かりやすいのかな。

「なんで？」

『んー。なんか機嫌良さそうだから。』

「確かに、いいことはあったかも。」

『へー。男ね。』

「さあ？」

そんなことを言いながらメイクをしてもらう。

『てか、よくこの仕事受けたわね。』

「私もオファーが来るとは思わなかったよ。けど、せっかくいただいたものだからさ。」

『これ、SnowManのメンバーが後日見たら鼻血もんよ。』

そんなことを言いながらも張り切って
メイクをしてくれる雅も結構楽しみにしているみたいだ。

「楽しみ？」

『楽しみというより感慨深いわよ。あなたも大人になったのねって。』

「あはは。そうかも。」

そうして、衣装に着替えて撮影を始める。

今までにない内容のものだったから緊張はしたけど、
スタッフのみなさんも優しくて、楽しくできた。

出来上がりは夏か、、、。楽しみだな。
そんなことを考えながら撮影に臨んでいた。