紅一点×SnowMan④ (ページ26)

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渡『おい！A！こっちに来てだって。』

「どこからそんな噂が飛び出したんだろ。とにかく今は恋愛とかいーやって思ってるんだ。あ、はーい！今行きます！」

なべくんに呼ばれたので、
健人との会話を終わらせて向かう。

「なべくん、どうしたって？」

渡『あー、まだだったぽい。ごめん。』

「あ、そうなの？ううん。大丈夫。」

それからSnowManのメンバーと少し待機して、
リハを終える。

「あとはこれで何もなければいいけど。」

阿『大丈夫。今回はちゃんとみんなで守るから。』

「うん、ありがと。」

そして、新年にまたぐ形でジャニワが始まった。
どうやら私のアクロも好評らしい。

らしいというのは私はネットを見ないから。
けど、私が久々に舞台に立ったってことで、
それなりにファンの方も見に来てくれてるっぽい。

なんとか何事もなく、千穐楽まで迎えることができた。

宮『姫にとっては初めての長丁場だったね。お疲れ様。』

「うん。舘さんもお疲れ様。」

河合『打ち上げ行くけど、SnowManは？』

深『いきまーす。あっ、Aはどうする？』

「うーん。」

お酒は樹から飲むなって禁止されてるからなぁ。
なんでかは分からないけど。
とにかく大人数のところでは絶対にダメって言われてる。

「お酒飲めないから行っても、、、。」

宮『あ、弱いんだっけ。まあ、飲まなくてもせっかくならその場にいたら？牧さんがそばにいたら大丈夫でしょ。』

「そうかなぁ。」

牧『私も、松雪さんが参加するならご一緒しますよ。』

「そしたら参加するね。」

元々外食すらみんなとしないから、
こうやって先輩方がいる飲みの場は初めてだ。
緊張するなぁ。

だけど、いざ参加したらみなさん優しくて。
河合くんは少しだる絡みしてきたけど。
牧さんもいたから平和に終わることができた。

「楽しかった。」

渡『ん。それならよかった。またこうやって参加して、輪を広げていったらいいよ。』

「そうだね。今まで殻に閉じこもっていたから。」

渡『まあ、そうせざるを得なかったでしょうが。まあ、誰もいない時は参加やめとけよ。』

「うん、ありがとね。」

私は自分の車で帰る。楽しかったな。
少しずつ変わる環境に慣れないながらも、
ワクワクし始めていた。