紅一点×SnowMan④ (ページ22)

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★ ページ22

それから仕事のことをずっと話していた。

Aとこれだけ話をしていたのは
初めてかもしれない。けど、
Aが日頃どれだけ高いプロ意識を持って、
頑張っていることが分かった。

まじですげーや。

「じゃあ、私は明日も早いから帰るね。」

『おう。』

マイカーで颯爽と帰っていったA。

かっけー。
俺はなんか飲み足りなくて樹に電話する。

「あ、もしもし？」

『ん？しょっぴーどうしたの？』

「いや、今、Aと飲んでたんだけど。」

『え？姉御と？酒飲んだ？』

「いや、向こうはウーロン茶。」

さすがに酒でやらかすわけにはいかないから、
そこは自重したよね。

『あ、よかった。』

菊池『誰？』

『ん？しょっぴー。今ね、風磨と飲んでんの。』

「まじか、行くわ。」

電話を切って、樹に場所を送ってもらう。
割と近くだな。歩いて向かうと、
すでにそれなりに飲んだであろう樹と風磨がいた。

「よっ。」

菊『翔太久々じゃね？』

俺は樹の隣に座る。

田『俺はさっきぶりー。』

「確かに風磨は久々かも。」

飲み物を頼んで乾杯する。

田『てか、姉御がしょっぴーとご飯行くの珍しいね。』

菊『そのさ、さっきから言ってる姉御って誰？』

田『ん？SnowManの松雪Aだよ。』

樹がAの名前を出した途端、
風磨が露骨に嫌な顔をする。

「あ、苦手な感じ？」

菊『苦手というか、嫌いだね。うちの事務所の異端児でしょ。女がなんでいるのってずっと思ってる。』

田『んなことねーよ。俺、結構デートするんだけどさ、楽しいよ。』

樹のその言葉に風磨があからさまに嫌な顔をする。

菊『え？付き合ってるわけ？』

田『ちげーよ。ただの仲良し。』

菊『ふーん。』

俺がAのことを好きとか、、、
絶対に言えないよね。