紅一点×SnowMan④ (ページ16)

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side ABE ページ16

「翔太聞いてたでしょ。」

渡『うん。』

「どこから？」

渡『好きな人はいないの？ってところから。』

やっぱり。

翔太がこの部屋に入ってきた時の表情が
なんとも言えないものだったから、
きっと聞いたんだろうなって思ったんだよね。

渡『分かっていたけど、いざ本人の口から聞くと辛いね。』

「うーん、そうだよね、、、。」

Aの中では、SnowManはあくまで
メンバーという感じがすごくあるんだよね。

俺はそれはいいと思うけど、
翔太はAのことが好きだからきっと複雑だと思う。

渡『いい加減諦めないとだめかもね。』

「別に無理矢理諦める必要はないんじゃないかな？」

渡『でもさ、報われない気持ちを持ち続けるのは辛いよ。』

「、、、そっか。」

渡『まっ。俺、それなりにモテるから。』

翔太は悲しい顔で笑いながらそう言っていて。
こればかりは俺が何か言えることではないから。

後日、少年たちの稽古が始まった。

田『なんで姉御出ないの？』

松『最初の構想には入ってたよね？』

「うーん。スケジュール都合、としか聞いてない。」

稽古の際にAがいないことを
樹や北斗に指摘される。俺達はいつものことだからと
気にしてなかったけど。

確かに、最初は13人でやると書いてあった。
でも、いざ、稽古が始まるとAがいない。

深『これよくあることなんだよねー。残念ながら。』

佐『俺らも理由は知らないのよ。ただ、大体は他のドラマが入ったりとかってことが多い。』

俺達の言葉にSixTONESのメンバーは
納得いかない様子だ。