紅一点×SnowMan④ (ページ14)

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雑誌の特集になると恋愛の話も必然と多くなる。
その辺がどうにも苦手だ。

彼氏がいたのも高校生の頃だったし。
そこから、恋愛はしないようにしているし。

やっぱりちょっとずつ世間に認知されて、
ファンが増えてきたとはいえ、私は事務所の異端児だ。

そんな人間が恋愛事で世間を賑わせることにはいかない。

樹とのデートだって、
やましいことは一切ないのに変装しているし。

「恋愛ねぇ、、、。」

阿『何？どうしたの？』

「うわっ。びっくりした。」

阿『いや、それはこっちのセリフ。いきなり恋愛ねぇとか言うから。』

「えっ？私声にでてた？」

阿『うん。』

後日たまたま、撮影でみんなと一緒だった時、
阿部ちゃんと2人になった。

しばらく待機がありそうだから、
多分このまま2人きりだろう。

阿『で、どうしたの？』

「いや、最近急に雑誌の撮影が増えたんだけど。」

阿『あ、確かにそうだよね。今、女子がなりたい顔ランキング上位じゃん。』

「え？そうなの？」

阿『え？知らなかったの？』

そんなランキングがあることも、
自分が入ってることも知らなかった。

阿『そうだよー。朝ドラでてから世間で話題になってたんだよ。あの綺麗な人は誰？って。』

「そうなんだ、、、。」

だから雑誌に呼ばれていたのか。
知らなかったな。

阿『で？それがなんで恋愛の話なの？』

「あー。それで、恋愛の質問が増えたの。理想のタイプとかメンバーで付き合うならとか、過去の恋愛とか。」

阿『なるほどね。で、メンバーでってやつはなんて答えてるの？』

「日替わりだよ。この間は舘さんって言って、その前はなべくんって言った。」

そう言ったら阿部ちゃんは何故か爆笑しだして。

『え？日替わりなの？待って、やばい。笑い止まんない。』

「ん？」

『いや、この間、翔太が俺のこと書いてるって喜んでたけど、あれ毎回回答違うんだ。』