紅一点×SnowMan④ (ページ13)

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side YOU ページ13

「メンバーの中で付き合うなら、ですか。」

最近、雑誌の仕事が一気に増えた。

どうやら、雅のメイクが好評らしくて、
今度雑誌でも特集を組まれるらしい。

そんな中で、事務所唯一の女性アイドルって
こともあって、私自身の特集を組んでもらうことも
増えてきたのだけども。

その中で最も困る質問が、恋愛に関することだ。

編集者『はい。やはり松雪さんは紅一点なので。』

「そうですね、、、。今日は舘さんにしときます。」

編『それはなぜでしょうか。』

「昨日会った時に手作りのおにぎりをくれました。餌付けされましたね。」

編『ははっ。そうなんですね。』

「ちなみにほぼ毎日変わります。一昨日は阿部ちゃんでした。」

編『なんと。』

「大学のレポートでわからないところを教えてくれました。」

編『阿部さんは上智大学に通われてるんですもんね。松雪さんはどちらに？』

「すみません。非公表なんです。ただの大学生、とだけお答えさせて下さい。」

編『分かりました。ここはカットしときますね。』

そんな感じで特集記事の内容に関して話をしていく。

編『ちなみに、過去の恋愛に関しては何か思い出がありますか？』

「結構掘り下げて聞くんですね。うーん。これは需要ありますかね、、、？」

編『ありまくりです。多分みなさん気になっていると思いますよ。』

「そうですか、、、。」

過去の恋愛か、、、。アイドルとしては
なかったというのがセオリーなのかもしれないが。

「無かったわけではないですけど、みなさんがイメージとして持たれてるようなことはなかったですよ。噂のほとんどはガセネタなので。」

編『なるほど。過去には素敵な恋愛もあったんですね。』

「どうでしょうね。」

編『では、松雪さんのズバリ、好きなタイプは。』

「うーん。私が特殊すぎる環境で仕事をしているので、理解のある人がいいです。あとは、優しく包み込んでくれるような人ですね。外では常に気を張って生活しているので、甘やかしてほしいです。」

編『なるほど。ではその辺を編集して載せていきます。』