紅一点×SnowMan③ (ページ10)

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それからすぐにクリエのセトリの話になって。
みんな各々歌いたい曲の話になる。

佐『ユニットはあれいれよ。愛のセレナーデ』

岩『それいーね。』

阿『そしたらそこ2人でやったら？』

そこからソロの曲の話になって。

深『なべはやりたい曲ある？』

渡『ん？俺はムラサキかなー。Aは？』

急に私の名前が出てきて戸惑う。

「わ、わたし？」

ステージに立つことを明言していない私に
この話が振ってくるとは思わず、考えこんでしまう。

「今すぐに決められない、かな。」

渡『そっか。』

それからは他のセトリやユニットの話になる。
なんか声がしないなと思ったら、後ろのみんなは寝てて。

「寝ちゃったね。なべくんも寝ていいよ。」

渡『そこまで鬼畜じゃないよ。話相手いないのも嫌じゃね？』

「普段ほぼ1人だからなぁ。あんまり気にしたことないや。」

渡『ドラマ行くのも全部車？』

「うん。自分が1番信用できるから。」

渡『ふーん。』

なべくんは聞いときながらあまり興味はなかったみたい。
窓から景色を眺めている。

渡『てかさ、セトリ。』

「え？」

渡『ほんとはあるんじゃねーの？やりたいの。』

「、、、。」

なべくんの言葉に何も言えない。

渡『やっぱさ、今回の歌舞伎もそうだけど、6人でやってるけどさ。やっぱ7人でSnowManだなって思うわけよ。だから、クリエは7人で出たい。もちろん、Aの気持ちもあるけどさ。』

「私ってみんなみたいなファンはいないと思っていたの。純粋に応援してくれる人達とか。だけど、前にも教えてもらったり、今日ファンの人に出会ったりして、いるんだなって思った。」

渡『うん。』

「私も出て、いいかな？クリエ。」

渡『当たり前だろ。お前もSnowManだよ。』

「大野くんのTake me faraway歌いたいなって。」

なべくんは私の言葉に口角を上げて反応してくれた。
もう一度、SnowManとして頑張ろう。そう決意した。