紅一点×SnowMan③ (ページ42)

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★ ページ42

「どうしよう。」

宮『ほんとにね。姫は結構頑固なところがあるからなぁ。』

阿『あれはなかなか大変だぞ。』

渡『もうほっとけって。』

佐『いや、そんな訳にはいかないだろ。』

深『とりあえずさ、滝沢くんに電話してみよう。』

ふっかがスマホを取り出し、滝沢くんに電話する。

滝『深澤？どうした？』

深『お疲れ様です。深澤です。あの、Aも滝沢くんのコンサートにって話を本人が断ったって聞いたんですけど。』

滝『あー。それね。確かに断られたよ。』

やっぱりそうなんだ。

佐『でも、俺達は7人でSnowManなので、みんなで出たいんですけど、、、。』

滝『そうだよね。俺もそう思って打診したんだけどさ。一瞬で断られたよね。』

阿『やっぱアンチが多いからですか？』

滝『もだけど、一番はSnowManや俺に迷惑をかけたくないんだと。』

「え？」

まさかの理由に誰も話さなくなる。

滝『あいつが出ることで本来注目されるべき俺やSnowManの他のメンバーに目がいかなくなるからって。ここの場こそJr.にとって1番のアピールの場だからってさ。』

渡『そんなの、、、Aがいないと意味ないだろ。』

「だよなぁ。」

滝『まあ、紅一点は良くも悪くも毒だからね。俺達の事務所においては注目度が嫌でも上がっちゃうし。だから俺は最終判断はお前らに任せるよ。』

深『、、、分かりました。』

電話を切ったあと、誰も言葉を発しない。

「どうしよっか。」

渡『そんなの、出てもらうに決まってんだろ。』

佐『だよねぇ。』

阿『あとはAが納得してくれるかどうかだな。』

ふぅ。なんとか出てもらいたいし、
説得するしかないか。そんなことを思った。

だけど、後日電話したらあっさりと『出る。』と
言ってくれて。あれって拍子抜けした。

けど、これは決して承諾心があったわけではない、
ということがのちのち発覚するのだが。