紅一点×SnowMan③ (ページ32)

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side YOU ページ32

いつもならこの曜日は
大学の授業を受けている私だけど。

今日はあり得ない格好をして、
あり得ないところに来ている。

紺色のジャケットにセットアップのタイトスカート。
ピンクのブラウスを着て、縁無しの伊達メガネ。

イメージは少し大人のお姉さん。

みんなで夢の国のエントランスで待ち合わせしている。
こんな時はあの人が大体一番乗りだ。

阿『えっ？A？』

「うん。阿部ちゃんおはよう。」

阿『待って。ちょっと混乱がすごい。』

阿部ちゃんがワタワタしているともう1人現れた。

宮『あ。姫だ。大人っぽくていいね。』

「舘さんもメガネしてる。お揃いだね。」

阿『いや、なんで舘は普通なの？あれ。俺がおかしい？』

佐『よーっす！ってA？？は？？』

岩『おはよう。、、、。これ着て。』

ひーくんが私にジャケットを肩にかける。

「暑いからやだよ。」

岩『ダメだって。だってさぁ、、、。』

深『おはよー。ってAやば。』

渡『なんかさ、イケナイOLさんみたい。』

少し遅れてふっかさんとなべくんもやってきた。

「みんなして何？だってスーツ着てこいって言ったじゃん。とりあえず家にあったやつ着てきたんだけど。」

佐『なんかさ、すごくなんとも言えない感じなのよ。』

宮『姫似合ってるよ。』

「舘さん好き。今日は舘さんの隣がいい。」

私が少し調子に乗って舘さんの腕に
自分の腕を絡ませるとなべくんに引き剥がされた。

渡『やめろって。』

「冗談じゃん。なべくんやだ。」

渡『は？』

深『まあまあ。そろそろ中入ろーぜ。まず写真撮らないと。』

チケットを買って、地球儀の前で写真を撮る。

やっぱみんなアイドルだから目立つよね。
近くのお姉さんにお願いして写真を撮る。

私は舘さんの隣に立って、肩に手を置いた。

阿『なんかさ、ここだけ空気違う。』

「大人な雰囲気満載だね。」

岩『そこは自覚あるのね。』

そんなことを言いながら中に入っていく。

佐『でもさ、Aはほぼ乗れないっしょ？』

「ほんとごめんすぎる。ほぼ無理。」

阿『俺いるから大丈夫だよ。』

「ありがと。阿部ちゃん。一緒に人魚のエリアでのんびりしよ。」

渡『は？それはだめ。』

「だって乗れないし。」

宮『まあ、みんな交互に姫と待機しよ。』