紅一点×SnowMan③ (ページ30)

今日:5 hit、昨日:416 hit、合計:155,044 hit

★ ページ30

「で。どこいく？ど定番か、ちょっとトリッキーなところか。」

『んー。ちょっとトリッキーなところ。』

「だったらあそこでしょ。」

そう言って行き先を伝えると目を見開いていて。

『全然トリッキーじゃないじゃん。』

「ははっ。俺が行きたいから行くの。いーでしょ？」

『分かった。ここからなら30分もかからないと思うよ。』

そう言うと姉御はナビを入れて車を走らせた。

ついたところは定番のデートスポットとして有名な
スカイツリーのところにある水族館。

「俺初めてきたわ。」

『私も。こんな感じなんだね。』

「姉御の身バレ大丈夫かな。」

『私は地味な大学生だから大丈夫でしょ。樹が心配。』

「んなことないっしょ。夜だしいけるって。」

中に入るとなかなか綺麗な水族館で。
意外と博識な姉御に魚の知識を教えてもらいながら
歩いていく。

「てか姉御ってめっちゃ詳しいのな。」

『あー。まあね。基本的に小さい頃からダンスするか勉強するかしかしてこなかったから。』

「え？友達と遊んだりは？」

『うーん。ダンスが忙しかったからな。毎日レッスンしてたし。そんなんだから友達はできないよね。で、ここの事務所入ったでしょ？もうそこからは無理だったよ。』

結構大変な人生を送ってきてるんだな。
姉御のダンスが上手いのは、
小さい頃からやってたからなんだ。

「なるほどね。あっ！あの魚って何？」

『んー。あれはイシダイ。』

そんな感じで水族館を満喫して、
せっかくならとスカイツリーに登る。