紅一点×SnowMan③ (ページ24)

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渡『あいつ前に言ってたんだよ。人肌がないと寝れねぇって。けど、あの朝の感じは絶対いるだろ。めっちゃ爽やかに現れたし、寝不足感はなかった。』

まあ、確かにそうだけど。
それだけで決めつけるものかな。

深『いや、そんなこともないだろ。たまたまじゃね？』

そうやって言ってるふっかの顔は
なんか複雑そうな顔をしていて。

「ふっか何か知ってるの？」

深『いや、そんなんじゃねーよ。』

そう笑っているけど、きっとこれは何か知ってそう。
翔太も疑いの目を向けてるし。

深『まっ。頑張ろ。クリエまであと少しだからさ。』

最年長の一言で各々解散して。

すぐに本番当日がやってきた。
最後のステージリハを終えて、本番前の円陣を組む。

岩『よし、みんな頑張ろ。Aは今日だけだから全力で。もちろん他のみんなも。』

最初はキミキセで始まって。
これは初日のみだから特別な構成でいった。

それから全員の曲、各々のソロ、ユニットと進んでいく。

そしてAのソロが始まった。

ステージ袖でみんなで見守っている。

Aの歌と踊りに観客も俺達も引き込まれていく。
終わった瞬間に今日一の大歓声と拍手が起こった。

久々の表舞台ということもあったからかもしれないけど、
ファンの子達は泣いている人もいて。

アンコールまでやり切ったAはとても美しかった。

A『今日はみんなありがと。明日からも頑張って。』

佐『お前もな！撮影頑張れよ。』

次の日からも撮影で忙しいAは
早々に帰宅してしまったけど。

みんな余韻がすごくてしばらく動けなかった。

来年こそは全員でもっとすごい舞台を
作り上げていきたい。改めてそう思った。