紅一点×SnowMan③ (ページ23)

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それからさらに調整していく。

そして、姫のソロ曲の練習に入った。

A『みんな見ている前だと緊張するね。』

深『まじやべーよ。俺鳥肌立ったもん。なんていうかさぁ。』

「ふっか一旦黙ろっか。」

深『ごめん。』

音源をかけて流し始める。

時間にしてはほんの数分なんだけど、
映画一本分くらいの見応えがあって。

終わった時には誰も言葉を発しなかった。

A『え？大丈夫だった？』

岩『いや、ふっかに聞いていた以上だったわ。』

阿『うん。これを全公演入れたかった。』

「姫、すごかったよ。」

みんな口々に褒めると、姫は安心した顔をしていて。

A『それならよかった。』

それから歌の調整やユニット曲の練習などを行い、
なんとか当日できそうな感じになってきた。

「そしたらあとは本番だね。頑張ろ？」

佐『そうだな。Aも撮影大変だろうけど頑張れよ。』

A『うん、ありがとう。』

渡『今日は自分で運転してきたの？』

A『ううん。牧さんの運転。ちょっと朝ドラの間は移動中にやりたいことを済ませたいからそうしてるの。』

渡『そっか。気をつけて。』

姫は次の日が早朝からの撮影だからと早々に帰宅して。

「いや、パフォーマンス凄かったね。」

深『いや、ほんとそれ。もっとソロパート増やしたいくらいだよ。』

岩『けど、今撮影でそれは難しいからな。仕方ない。』

渡『にしてもあいつ男できたかもな。』

阿『え？』

翔太の突然の発言にみんな固まる。
グループの最年少お姫様の恋愛事情にはかなり敏感だから。