紅一点×SnowMan③ (ページ1)

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福岡空港に牧さんと降り立つ。

牧『福岡とか久しぶりです。』

「私は実は初めて。水炊き食べたいな。」

牧『押さえときましょうか？』

「ううん。大丈夫。ありがとう。」

変装してるから
多分周りには気づかれてないと思うけど。

朝ドラのヒロインが決定してから、
ありがたいことにさらに認知度が上がって。

受験も終わったことでメディア露出も増やしているから、
身バレすることも少し増えた。

撮影が本格化する前に、
みんなの舞台を見ようと思って福岡に来た。

本当は新橋の方が家からも近いしいいんだけど、
その頃には毎日撮影だから時間を取るのは難しそうで。

牧さんがこれから大変になるだろうからって
2泊の卒業旅行も兼ねて行きましょうってことで
日程を空けてくれた。

博多座に着いて、関係者口から中に入る。

まずは座長のところに行かないとだ。

滝沢『おー。来た？SnowManからは聞いてたよ、今日って。』

「旅行も兼ねて来たの。」

滝『なるほどね。あ、お花とか差し入れありがと。』

「大したものじゃないから。SnowManにも挨拶してくるね？」

秀明くんは手を振ってくれる。

次にSnowManの楽屋に行く。

佐『おー、来たね！』

「うん、楽しみにしてる。」

深『来年はこっち側にいてほしいわ。』

「だといーけど。こればかりは秀明くんのお力次第。」

みんなバタバタと忙しそうなので、すぐに部屋を出る。

やるとこないし、関係者席に座ってるか。
牧さんと座りながら公演まで待つ。

牧『明日と明後日はどうするんですか？』

「うーん。特に決めてないんだよね。レンタカーでも借りて美味しいものでも食べに行こうかな。牧さんは何するの？」

牧『今日の夜は滝沢さんとごはんです。明日はワンナイトのイケメン探しですね。』

「まじか。さすがだね。」

この人、仲良くなって分かったけど、結構ゲスいのよね。

まあ、私は仕事をしてくれたらそれで十分だし、
プライベートにまで興味はないから。

牧『明日は休演日ですし、皆さんでお出かけしてきてもいいのでは？』

「うん、そうだね。考えとく。」

プライベートで遊ぼうって思ったことないからなぁ。
まあ、流れに身を任せよう。

そんな感じで話していたら公演が始まって。

滝沢歌舞伎は圧巻だった。
年々パワーアップしているし、内容も面白い。

本当これに出れたらいいのに。
そんなことを思いながら観劇していた。