【完結】銀行員×SnowMan② (ページ7)

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亀『もしもし？』

あっ！出た。奇跡だ。

「こんにちは。更科です。今電話って大丈夫ですか？」

亀『おー、更科さん！どうしたー？少しならいけるよ。』

「ありがとうございます。あの、実は私異動になりまして。担当が変わることになりました。」

亀『えっ？そうなの？早いね。』

「短い間でしたが、お世話になりました。あの、今隣に後任がいまして。おそらくお忙しいと思ったので、電話で紹介させてもらおうかなと思っていたのですが。」

亀『お、その方が助かる。いま忙しくて会うのは難しいんだよね。』

それから後任の浅野くんに代わって、挨拶をしている。
芸能人を持つのは初めてらしくて結構緊張していた。

浅『あの、亀梨さんが最後にもう一度更科さんに替わってほしいとのことです。』

「わたし？分かった。」

浅野くんからスマホを返されて耳に当てる。

「更科です。」

亀『あー、全然お仕事と関係ないことなんだけどさ。目黒よろしくね。』

あっ。きっと真面目で義理堅い蓮くんのことだから
亀梨さんには私との関係を話したんだ。

「分かりました。亀梨さんにはいろいろと感謝です。」

亀『あははっ。そうだよね。落ち着いたら3人でご飯にでも行こ。』

「はい、ぜひ。」

浅野くんが隣にいるから、
私の声で蓮くんのことがバレないように話をする。

電話を切って、もう1人すぐにかけないといけない。

「あのね、次の人は亀梨さんに紹介された人だから先に電話かけようと思ってるんだよね。」

『誰すか？』

「目黒蓮。」

『えー！目黒蓮もお客さんなんすか！やっぱ赤坂やばいっすね。』

「目黒さんも優しいから大丈夫だよ。」

蓮くんの優しさは誰よりも知っている。
後任が男性で良かったって本気で思ったよね。

社用携帯から蓮くんのアドレスを引っ張り出してくる。

私はそのまま電話をかけた。