【完結】銀行員×SnowMan② (ページ46)

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エントランスを入り、部屋に行く。
ドアのインターフォンを押すと蓮くんが出てきた。

目『仕事お疲れ様。』

「あ、うん。蓮くんもお疲れ様。ね、ここってまさかだけど亀梨さんのおうち？」

目『うん。あれ？言ってなかったけ？』

「聞いてないよ！手土産も何も持ってきてない！どうしよう。」

目『大丈夫だって。とりあえず入って？』

部屋に招かれて入る。もう、緊張感MAXだ。
てかめっちゃいい匂いする。さすがは亀梨和也の部屋だ。

亀『おー、更科さん。久しぶり。』

「お久しぶりです。すみません。まさかご自宅だと思わず、手ぶらで来てしまいました。」

亀『そんなのいーのいーの。てか目黒言ってなかったのかよ。』

目『住所見たらなんとなく分かるかなって。』

「いや、隠れ家的なレストランなのかと思ってました。自宅だとは思ってなかったです。」

ソファに促されて蓮くんと2人座る。

「あの、、、。お手伝いしなくて大丈夫でしょうか。」

亀『大丈夫大丈夫！目黒と座ってて。』

亀梨さんはそう言ってくれるけど、全く落ち着かない。
そわそわしていたら隣で蓮くんが吹き出した。

目『落ち着かなさすぎ。』

「だって亀梨和也さんの部屋だよ。まさか来るとは思ってなかったから。心の準備が全くできてない。落ち着けるわけない。なんかめっちゃいい匂いするし、おしゃれだし。」

私が息継ぎもせずに話すと蓮くんは笑ってて。

しばらくしたら亀梨さんが軽食と
ワインを持ってきてくれた。

亀『俺達さっき仕事で結構食べちゃって。お腹空いてないからこんな簡単なものしかないんだけど大丈夫？』

「あ、はい！もう、多分あんまり喉通らないので。」

そう言ったら蓮くんと亀梨さんは笑ってて。

亀『まあ、リラックスしてよ。完全プライベートなんだから。』

「それは無理でございまする。」

目『ございまするって。いつの時代。』

もう、緊張で語尾までおかしくなってる。

亀梨さんがワインを注いでくれて乾杯をする。
一口飲んだらすごくおいしくて。

「ん！おいしい！フランスのワインかなぁ。」

亀『お！ご名答。シャトーマルゴーだよ。ワインわかる口？』

「銘柄までは分からないんですけど。学生の頃にフランスに留学していたので。」

目『フランス語とイタリア語できるんすよ。』

亀『え？まじか。全然知らなかったな。』

「今まで仕事で使う機会がなかったので。」