【完結】銀行員×SnowMan② (ページ45)

今日:21 hit、昨日:61 hit、合計:98,000 hit

side YOU ページ45

ヨーロッパ出張に向けて、
仕事においても準備をしていた時だった。

あー、今日はなんとか早く終わりそうだな。

最近は調査などもあり、ほぼ毎日終電で。
帰ると蓮くんが寝ていることが多々あった。

俺も忙しいけど、俺より大変そうだなんて
言われてしまう始末。

それでも一緒に暮らし始めたことで
顔を見ることが出来るのは大きい。

ほんとよかったと思う。

うーんと伸びをした時だった。
LINEの通知が目に入る。

あれ。蓮くんから電話だ。

デスクを離れ、給湯室に行く。
折り返しで電話をするとすぐに出てくれて。

『もしもし。』

「あ！蓮くん。ごめん、電話もらってたよね？」

『うん。仕事中にごめんね？』

「ううん。大丈夫だよ。なした？」

蓮くんは仕事中は滅多に電話してくることないし、
どうしたんだろ。

『今日って仕事遅くまで？』

「ううん。最近残業しすぎだから早めに帰るつもりだったよ。」

『あ、良かった。そしたらさ、今亀梨くんとYouTubeの撮影してるんだけど、その後に飲もうって話になっていて。よかったらAも来ない？』

え？まさかのお誘いに戸惑う。
亀梨さんは会っていたけど、もちろんプライベートで
お会いすることはなかったから。

「それ参加するのお邪魔じゃない？」

『大丈夫だよ。亀梨くんがぜひって。担当離れてからちょっと時間経ったし、会おうってさ。』

「そしたら行こうかな。」

『うん。そしたら場所はまた連絡する。』

電話が切れて携帯を見つめる。

なんか緊張するなぁ。今日、買い物でも行こうと
思ってたからいつもより綺麗めな格好していて良かった。

そこからマッハで仕事を終わらせて。

蓮くんから送られてきた住所はマンションっぽい。
隠れ家的なお店なのかな。

そんなこと考えながら向かっていく。

マンションの部屋番号を押す。

亀『はい。あ、今開けるね。』

あれ？インターフォン越しに聞こえてきたのは
亀梨さんの声で。

え。まさか自宅？
急にドキドキしてきた。