【完結】銀行員×SnowMan② (ページ42)

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★ ページ42

A『彼氏と住むのでって言ったら総務の人は納得はしてたけど。上司に後日どんな金持ちと付き合ってるんだって散々問い詰められたのは疲れた。』

Aはため息をつきながら笑っていて。
そんな感じでなんとか引越し作業を終える。

「ラウールご飯食べてく？」

ラ『そうしよっかな。』

A『うん。お礼にね。作る気力はないからデリバリーで良ければ。』

そんな話をしている時だった。

ピンポーン。

チャイムがなる。

A『あれ、何か荷物頼んでたかな？』

インターフォン越しに声が聞こえる。

恵『やっほ！来たで！開けてや。』

渡『おい、そんな輩みたいな言い方すんなよ。』

恵『はあ？そんなことないやん。普通やろ。』

渡『いや、お前関西弁だからキツいのよ。』

しょっぴーと恵ちゃんだ。
そういえばしょっぴーに引越しの日程と
部屋番号聞かれたっけ。

Aがオートロックを解除して、
しばらくしたら玄関の開く音がする。

恵『めっちゃ広いやん。さすがめめやなぁ！ってラウちゃんも来てたん？』

ラ『あ、はい。引越しの手伝いをしてました。』

渡『おい、恵。持つの手伝えよ。』

恵『いや、翔太鍛えてるやん。そんぐらいいけるやろ。』

渡『そのために鍛えてるんじゃねーよ。』

恵『ananのためやろ。』

渡『お前まだそれ言う？』

相変わらずしょっぴーと恵ちゃんのやりとりがすごい。
ほんとコントみたい。

A『2人とも相変わらずだね。』

恵『ん？なんのこと？あ！てかご飯持ってきたで！どうせ作る気力ないやろって思ってな！』

恵ちゃんがしょっぴーの持っている袋を
取って机に広げる。中にはお重が入っていて、
いろんな食べ物が入っている。

ラ『え！なんかおせちみたい。すごい。』

A『美味しそう！これどこの？』

恵『私作ったんよ。』

「え？」

まじか。恵ちゃんってあまり料理の
イメージ無かったけど、実はすごいんだ。

渡『おい、嘘つくな。恵の親の店のやつだろ。』

恵『ははっ。ごめんやで。実は割烹長内広尾店のやつ。最近東京に進出したんよー。味は確かやから。』

なるほど。そういえば京都と大阪にお店があるって
言ってたような気がする。