【完結】銀行員×SnowMan② (ページ29)

今日:12 hit、昨日:61 hit、合計:97,991 hit

⭐︎ ページ29

「やらせてください。」

あれ、それスノみたいなセリフになってしまった。
ここでもオタクがひょっこりと出てしまう。

部『もちろん、SnowManのライブの時期とかは休み取ってもいいからな？』

奥さんがスノ担であるため、
私のオタ活にも理解のある部長は、
私がオタ活のために休むことも、
デスクが康二くんだらけなことも理解があって。

ちなみに奥さんは蓮くんのファンらしい。

付き合ってるだなんて言ったらどんな反応なんだろう。
ちょっと怖いな。言わないけど。

「ありがとうございます。遠慮なく取ります！」

部長にイエスと答えた数日後、
社内通達にて新規プロジェクトの発表があり、
本格的に始動することになった。

初回の出張は11月にヨーロッパの各都市を
3週間ほどかけて周るもので。

あー、その間蓮くんと会えないからさみしいだろうな。
それまでに引越し出来たらいいな。そう考えていた。

それから仕事と寮と蓮くんの家を往復する日々。

ただ、今日は朝からソワソワしている。
なぜなら康二くんの朗読劇の抽選があって。

みたら無事に当たってた。
きゃー。楽しみすぎる。

ルンルンの中、蓮くんから電話がはいる。

「もしもし？」

『あっ、今大丈夫？』

「うん、大丈夫だよ？どうした？」

『撮影のスケジュールの目処が大体たってきてさ。多分9月の10日前後にはクランクアップできそうなんだよね。』

「そうなの？お疲れ様。」

『だからさ、9月の下旬くらいに休み取れないかな？北海道に行こう。』

「取れると思う。有給全然取ってないって怒られてるからさ。日程分かったらLINE入れるね？」

急いでいるのかすぐに電話は切れて。

後日、会社の予定と照らし合わせたら、
なんとか２日くらい休みが取れそうで。

蓮くんに言ったら、スケジュールが
少しだけ穏やかになってるからってことで
休みを取ることができたみたい。