【完結】銀行員×SnowMan② (ページ11)

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side YOU ページ11

蓮くんからの告白。
お互いその話はしていたから予想はできていた。

もちろん、私の気持ちはYESなんだけども。
この間の出来事をふと思い出してしまった。

仕事の引き継ぎと歓送迎会が連日あって、
とにかく忙しかった。

ほぼ毎日午前様で。

そんな中、石橋が大阪に行く前にと
2人で昇進祝いをすることになって。

ちょっとディープな居酒屋に来ている。

「かんぱーい。昇進おめでとう！」

石『更科もな！さすがじゃん。』

「ありがとう。石橋もね。」

ビールを片手にお互いの健闘を讃えあう。

「でも石橋が大阪に行くの寂しいなー。ちゃんと社内チャット返してね？」

『それを言うなら更科もな。そっちの忙しさやばそう。』

「なんか忙しい時は毎日終電帰りっぽいよ。」

『やばー。やっぱその辺支店と違うな。』

「ほんとに。」

それからご飯もお酒も進んで、
いい感じに酔っ払ってきた。

『更科ってさ、彼氏できてないよな？』

唐突な恋愛の話に動揺する。

「できてはいない。」

『もう一度、考えない？俺と付き合うの。』

「、、、。それはごめん。」

『そっか。好きな人はいるんだよね？』

「私が異動したら付き合うことになってる。」

『、、、てことはお客さんか。なるほどね。更科と同年代の担当してるお客さんって芸能人くらいじゃね？』

「これ以上は詮索しないでほしい。向こうのこともあるから。」

『まあ、なんとなく想像はつくけどさ。大変じゃねーの？なかなか会う時間もないだろうし。デートだってできないじゃん。』

確かにそうだ。石橋なら堂々と街を歩けるし、
みんなに彼氏を紹介したりできる。

「確かにそうだけど。それでも彼が1番だから。」

『そっか、、、。じゃあ俺も大阪で頑張って彼女見つけるかぁー。』

「石橋ならすぐ見つかるよ。」

『だよね。俺もそう思う。更科も、大変だろうけど頑張れよ。』

そう言って私の盟友は大阪に旅立った。

そんなことを考えていたら、無言になっていて。
蓮くんの顔が不安そうになっていく。

「あっ！ごめん。ちょっと色々と思い出していたの。ありがとう！こちらこそ待たせてごめんね。私も蓮くんのこと大好きです。これからよろしくね。」

目『うわー。焦った。まさかの断られるかと思ったよ。』

「今、この世の中に目黒蓮からの告白断る人なんていないよ。」

『そんなことないって。少なくとも俺は一回保留されたし。』

「それは、もう。お待たせしました。」