【完結】銀行員×SnowMan② (ページ2)

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あっという間に公演が終わって、
2人で帰路につく。

オペラ座から近いホテルなので、
10分もしないで到着して。

部屋に入ると後ろから蓮くんが抱きついてきた。

「どうしたの？」

『んー。ずっとこうしたかった。』

そう言うと、私の首筋に唇を寄せられて。

「んっ、、、。」

『、、、。その声は反則だって。』

くるっと蓮くんの方を体ごと向かされると、
深いキスが降ってきて。

身体の力が抜ける前に、蓮くんの首に腕を巻きつけて
キスに応えていく。

『シャワー行こっか。』

そのまま手を引かれて、
バスルームに連れて行かれる。

素早くお互いの服を脱ぎ捨てると
シャワールームに押し込まれて。

『ほんと、かわいすぎ。』

「蓮くんもかっこいいよ？」

『はぁ、、、。ほんと煽る天才だよね。』

そのまま深いキスを繰り返していると、
蓮くんの手が全身を這ってくる。

その手に声が止まらない。
バスルームにはシャワー音と2人の吐息が混ざっていた。

「もうっ。まさかシャワールームであんなことされると思わなかったよ。」

『ははっ。ごめんって。寒くなかった？』

「逆に暑かった。」

『まあ、あれだけのことをしたらね。』

「なっ、、、！？」

お風呂から上がって、
2人でソファに座りながらワインを開ける。

「なんか蓮くんキャラ違う。」

『え？どゆこと。』

「もっと、、、その。」

『清純だと思った？』

うん、そうなのだ。
私の中の目黒蓮は男らしさ全開で、
付き合っていないのにこんなことをするってイメージが
全くなかった。

「うーん、清純って言葉が合うのかどうかは分からないけど、段階踏んでってタイプなのかなぁって。」

『あー、まあ。そういう気持ちはあるよ？だけど、海外にまで一緒に来て、ほとんど付き合ってるようなもんじゃん？言葉にしてないだけで。』

「そうだよね、、、。ほんと私がややこしくしていてごめん。」

『いや、全然大丈夫。むしろこの感じも楽しんでるところはある。』

手をにぎにぎしながら
笑ってくれる蓮くんはほんとに優しい。

早く異動になったらいいのに。
最近はそんなことばかり考えてしまう。

『まあ、俺はAの気持ちが分かっただけでもほんと嬉しかったからさ。あんまり気にしないでよ。』

「ありがとね。」

『でさ、明日まあまあ早いの分かってるけど、もう一回いい？』

そう言って深いキスをするとソファに2人で沈んだ。