【完結】パン屋×King & Prince【前編】 (ページ35)

今日:19 hit、昨日:51 hit、合計:21,604 hit

⭐︎ ページ35

廉『いや、Aちゃん知らんと思うで。俺のことも知らんかったもん。』

正『あ、そうなんや、、。って廉じゃん！』

西『お疲れ〜。』

廉『すまん、遅くなった。Aちゃんもごめんなー。』

そう言って廉くんが入ってきて私の隣に腰掛けた。見知った顔に少し緊張が解れる。

西『廉もビールでいい？』

廉『うん、それでお願い。Aちゃんは何頼んだん？』

「わたし車で来たからウーロン茶にしたの。」

廉『えっ！車持ってたん？』

「うん。玄関とは反対側に車庫があるの。おうちっぽい見た目だから車庫って感じではないんだけど。」

そーなんやー、知らんかったわと笑いながら言う廉くん。
廉くんも車乗るのかな？

追加で頼んだビールも来て、4人で再び乾杯をした。

正『てか、いきなり廉から彼女連れてきたいって言われてびっくりした。いつから付き合ってるん？』

廉『今日。』

西『今日⁈えっ！？マジ？』

廉『ほんまやで。』

正『いや。そんなん今日デートしといたら良かったやん。俺らとご飯じゃなくてさ。』

廉『でも正門なかなかタイミング合わんやん。』

西『まあ、そうかもしれんけどさー。でも、おめでとう！Aさんも廉のことお願いします！』

「ふふっ。お願いされました。こちらこそって感じです。」

にこっと笑うと2人とも目を逸らしてしまう。
あれ？

廉『あ！2人とも好きになったらあかんで。彼女おるんやし。』

西『そんなん分かってるわ。廉、嫉妬だなんて見苦しいで〜。』

正『そうだそうだ！』

おかしくなってみんなで笑い合う。

そこから食事も運ばれてきて和やかで楽しい時間を過ごした。

「廉くん、お手洗い行ってくるね。」

廉『おう！気をつけてな。』

ひらひらと手を振る廉くんに、手を振りかえしてお手洗いに向かった。