【完結】パン屋×King & Prince【前編】 (ページ30)

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✳︎ ページ30

「えっ、、、。まじですか。多分彼氏はいないんじゃないかなと思いますよ。少なくとも前に連絡した時はそんなこと言ってなかったので。」

その言葉に小さくガッツポーズをする平野紫耀。
最初は愛想ないと思ったけど可愛いところあんじゃん。

平『まじすか。それなら頑張ろー。』

『ミナト、コーヒー淹れたよ！』

平野紫耀と話していたらAがコーヒーを淹れて戻ってきた。

「Aー。平野紫耀が連絡先教えてだって。」

平『いやっ、ちょっ、、、。いきなり、、、。いや、はい、教えてくださぃ、、、。』

突然振られて語尾が小さくなる平野紫耀。
ウケるんだけど。

『LINEですか？大丈夫ですよ。』

そう言って携帯のQRコードを見せるA。
平野紫耀は嬉しそうに友達追加していた。

『そしたら僕は、失礼します。Aさん、コーヒーご馳走様です。パンも美味しく食べます。』

じゃっ！と言って平野紫耀はサングラスと帽子を被って店を出た。

いやー、でもまさか平野紫耀が目の前にいだなんて。
得した気分。

私はそのまま平野紫耀が座っていた椅子に座り、Aとお話を始めた。