【完結】パン屋×King & Prince【前編】 (ページ24)

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side YOU ページ24

カーテンの隙間から少し入ってくる日差しに目が覚める。
お腹にある重みに確かな幸せを感じながら、目の前にある細いけど男性らしい胸板に顔を寄せる。

客観的に見ても、とてもとても素敵な夜だった。

寝室に抱っこして連れつきてくれた廉くん。
細身の体のどこにそんな力があるの？と思わせるくらいひょいと抱っこしてくれた。

そのまま優しくベットに寝かせてくれる。

そこからは普段の廉くんよりもかなり男らしくて。
手つきは優しいのに私のポイントを的確についてくる。
声も、体の疼きも止まらなかった。

「あっ、、、。」

『イって。俺もやばい。』

2人同時に訪れる頂き。
本当に、本当に相性が良いんだと思う。

お互い息を整えてから軽くキスをして寝た。

昨日の夜を思い出して、少し恥ずかしくなる。
火照る顔を冷ましたくて廉くんの胸板にさらに顔を寄せる。

『なぁ、、、。それって誘ってるん？』

突然上から聞こえてきた声に驚き、頭を上げる。
朝で少しだけ掠れてるけど、優しい声。

けれど完全には開き切っていない目の奥には男が感じられる。

「いやっ、、、。その、、、。昨日のこと思い出しちゃって、、、。」

『あー！！もう何それあかんて。朝はってタイプじゃ無いのに。Aちゃんのせいやからな？』

そう言うと私を組み敷き、深いキスをする廉くん。
朝からまた大人の時間が始まった。

またお互い絶頂に達した後、喉が渇いたのか、冷蔵庫に水取りに行くわと言って服を着て部屋を出ていった廉くん。

少し余韻の残る体を動かしながら私も着替えた。