【完結】パン屋×King & Prince【前編】 (ページ23)

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それから美味しい夕食を2人で食べた。
あー、やっぱうますぎる。

「ご馳走様。」

『お粗末様でした。』

夕食後は俺が食洗機に食器を入れる。
料理できない分、それはやらせてとお願いして、食後の食器洗いは俺の役割になった。

と言っても調理器具はご飯作りの間にAちゃんがしてしまうから本当に大した量は無いんやけど。

その間はAちゃんは大体リビングのソファで映画のチョイスをしてくれる。

ディズニー好きと聞いてから、ディズニー映画が多くなった。
おかげで俺もちょっとしたディズニーマニアになってしまったんやけど。

『食器、ありがとね。いつも助かる。』

「いやいや、そんなん大丈夫やって。あとは食洗機がやってくれとるし。」

それから映画を1本見て、それぞれお風呂に入る。
Aちゃんは疲れてるだろうからって必ず俺を先にお風呂に入れてくれる。

いつもなら、Aちゃんが上がってしまう前にベットに行って寝てしまうことが多いんやけど、今日は違う。

お風呂上がりにソファで携帯をいじっている。

『あれ、こっちにいたの？』

お風呂上がりのすっぴんで少しだけ幼くなったAちゃん。
シャンプーの良い香りに火照った顔。もう、あかんて。

そのまま手首を引き寄せて抱きしめる。

「、、、。うん。今日はな。、、、。なぁ、Aちゃん。ええか？」

顔を見て聞くと、少し黙った後に頭をコクっとした。

それから、抱っこしていつもの寝室に行く。
ここからは大人の時間や。

ベットに寝かせるとそのままキスをする。
可愛い声に欲が止まらない。

大切にとは思うんやけど、理性なんか全然働かなくて、そのまま本能に従って動いていた。