#12 ページ13
…
ト「A…………」
ﾊｯﾊｯと息を切らしたトミーが元、私の家のあった場所までやってきた。
まだ空き家だけど、綺麗なままの家。
トミーと過ごしてたあの家に。
『やっほ、』
またここで出逢えた。
『…』
この場所で今までになかった重い沈黙。
ト「ホントなの？……電話の…」
『…うん。本当だよ。』
また沈黙。
トミーの中でまだ答えが出てないみたい。
ト「…入院とか、してたの？」
『うん。入院して、2日間だけの外出許可が出たから
久々に、東京来た。
明日には、また入院する。』
トミーはまた少し暗い顔をして、
決意したように顔を上げた。
ト「俺、Aといる。」
まっすぐと鋭く、決意に満ちた目。
『え、なんで？
他の好い人見つけてよ』
私はそれを望んでるんだから。
ト「やだ。
絶っっ対にやだ。」
だって
━━━━━Aの事が好きなんだもん。
…
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芽柚(プロフ) - 惑星。さん» 最高級のお言葉有り難いです！ (2019年7月10日 7時) (
レス) id: 301fe0be56 (このIDを非表示/違反報告)
惑星。 - 泣いてしまった。。。。いい作品や、、 (2019年7月10日 2時) (レス) id: 85930732e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：芽柚 | 作成日時：2019年7月4日 0時
