Can you hear my voice ? 【JW】

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「………んっ。た、かくん？」







隣に居てくれたの、やっぱり崇くんやったんやね。



崇裕「大丈夫か？先生呼ぶわ。」




「…ん。」









((prrrrrrr






崇裕「あ、目ぇ覚めたんで。来てもらっていいっすか？」









崇くんの優しい、温かい声を聞くだけで安心する。






医師「失礼します。長井さん、調子はどうですか？」



「…なにが起こってんのか分かってません。」









医師「倒れたのは、病気が進行しているのが原因だと思います。長井さん。半年経ってませんが、そろそろ本当に危険です。約束。守ってくださいますよね」







崇裕「半年？入院？約束？なにそれ。」









「…あのね、あたし。残り半年の命を活動に捧げて、半年の中で1回でも倒れたら入院するって約束してたの。」









崇裕「え、もう。活動できんの？」






医師「思ったよりも、病気の進行が早いんです。これ以上激しく動くのははっきり言って無理です。」









「ってこと。先生、約束は守りますよ。」









医師「…分かりました。入院手続きしてきます。」




「お願いします。」









崇裕「…っ。」

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