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『いのおちゃんっ俺ディズニー行きたい。』

学校帰りに俺の家によった山田は制服のままで横になりながらゲームをしている俺に跨った。


『んー、今お金ないんだよね』


そう言ってゲームオーバーになったスマホをポイッと横に投げた。


『うそつけ、この前バイトの給料日だって言ってたでしょ。』


そう言ってお腹を軽く叩かれる。


『あら、ばれた』


『ばれるよ』


『えー、人多いじゃん。』


『んーっ、久しぶりにチュロスが食べたくなったのっ』


『チュロス買ってきてやるよ。』


『そうじゃないっ』



そう言ってパタンと俺の上に倒れてくる。
耳の横にちょうど山田の口元があり少しゾクッとした。



『…制服でディズニーデートしたい。』

キュッと胸辺りのワイシャツを握りしめ、ボソボソっとささやく。

『…っもーかわいいなこのやろ。』


細い腰を持って上下を逆転させる。


『わっ、…ち、ちかい。』

恥ずかしいのか瞼を伏せていて目線が合わない。

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作者名:蒼空 | 作成日時:2019年8月25日 6時

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