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「えっ、」と固まってる大ちゃん。







「最初は2週間に1回くらいだったんだけど、最近は3日に1回くらい見るんだ。」





「うん。」




さっきまでは冗談を言い合っていたのに真剣な顔で話を聞いている。





「夢の始まりはデートの思い出なんだよ。きらきらしてて、自然に笑顔になれるような。
でも、最後はすがってくるんだよ。殺してくれって。」





思い出してきて手が震え始める。




「付き合いたてのころはそれでも好きだったのに、それが好きだったのに。俺の事でいっぱいなんだって。なんでこんなに震えるようになっちゃったのか自分でもわかんなくて、」



大ちゃんがこくこくと首を振って合図をくれる



「キッパリ忘れようとおもって女の子に逃げてたけど。逃げても、逃げても逃げても逃げても。どれだけ逃げても…やっぱり涼介なんだよ。」




手からだんだんと全身に広がっていきガタガタと震える体。




「もういい。もういいよいのちゃん。いのちゃんが壊れちゃうよ。」




そう言って隣に来て背中をさすってくれた。
そこで思う存分泣いた俺はそのまま眠ってしまった。

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作者名:蒼空 | 作成日時:2019年8月25日 6時

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