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『ご、めんなさい。こんなこと』


『俺は大丈夫だよ。…不安になっちゃったの?』


そう尋ねるとこくんと頷く。



『けいが、女の子と話してる所思い出しちゃったら…止まらなくなっちゃってっ。捨てられたらどうしようって、怖くなっちゃってっ、俺めんどくさいからっ、…ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさいごめんなさい』


ヒクヒクと呼吸が浅くなっていくのを感じて抱き上げて耳元で『大丈夫』と繰り返した。

こてんと俺の膝の上で寝落ちした涼介を抱えながら、起こさないようにため息を着いた。









はっ、と起きると汗をびっしょりとかき浅く呼吸をしていた。

ようやく落ち着いてきたところでいつもとは違う天井に気づきここが大ちゃんの家だということを教えてくれた。
大ちゃんにお礼をしなければと思うけど体が上手く動かずに結局俺が起きているか確認するために大ちゃんは来た。




「あ、いのちゃんおはよう。気分はどう?」



「…ぁあ、」



「そう、ご飯食べれそう?作っちゃったんだけど…」


「ありがとう、ごめんいっぱいやって貰っちゃって…」


「全然大丈夫ー」といって朝食を準備するからだろうか、寝室をでていった。

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作者名:蒼空 | 作成日時:2019年8月25日 6時

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