今日:8 hit、昨日:3 hit、合計:30,390 hit
小|中|大
13 ページ14
cnside
いのちゃんの目から涙が出た瞬間にやばいと思った。
『気持ち悪いと思われたかもしれない…』
『男のくせにとか思われてたらどうしよう…』
たくさんの恐怖が頭の中に浮かんできた。
でも、いのちゃんの腕の中に引き寄せられてそんな恐怖も吹っ飛んだ。
抱きしめられていると分かったのはいのちゃんが僕の首に顔を擦り寄せた時だった。
『でもっ俺、今までの人生の中で、これほどまでにっ、目が見えないことをにくく思ったのは初めてだっ、』
『好きだよ…知念。自分でもこの気持ち以外分からなくなるくらいに。』
純粋に人に愛されるというのは心地いいものだとわかった。
いのちゃんは僕を
そう認識した時に全てが報われた気がした。
僕の人生も。汚点も。全てが。
いのちゃんだったら平気。
姿かたちも認識されてない僕。
僕の中身を好きになってくれた。
そんな人を信じないわけなんてない。
僕はずっと前から"僕"を愛されたかった。
「〜っ!…ぼくもっ、大好きっ。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます
118人がお気に入り
118人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:蒼空 | 作成日時:2018年4月15日 4時