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「…っ!いのちゃ、、ごめっ、僕…」
焦る知念がいるであろう方向に手を伸ばして腕の中に収める。
想像してたよりも少し広めな背中に腕を回して肩口に目を押し付けた。
「俺、目が見えないことをにくいと思ったことないんだ。」
「…うん。」
「でもっ俺、今までの人生の中で、これほどまでにっ、目が見えないことをにくく思ったのは初めてだっ、」
本能が "見たい" と叫ぶ音が聞こえる。
この目で、自分自身の偽りのない目で "見たい" と。
初めて知る自分の奥底に閉まってあった、「愛おしい」という感情をしり、それが溢れかえってまるで、栓をひねった蛇口から出てくる水みたいに止まることを知らない。
ふと顔を上げて知念の頬に右手をふわりと添える。
「好きだよ…知念。自分でもこの気持ち以外分からなくなるくらいに。」
そう言うと知念は俺の首に腕を絡ませ自分の唇を俺の唇に重ねた。
ゆっくりと離される熱に少しさみしさを感じる。
「〜っ!…ぼくもっ、大好きっ。」
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作者名:蒼空 | 作成日時:2018年4月15日 4時