検索窓
今日:8 hit、昨日:18 hit、合計:119,398 hit

01 ページ2

夜の東京は眠ることを知らない。
新宿のホテルで先程街の中でとっ捕まえた経験豊富そうなギャルを、仕事の鬱憤を解き放つように抱いた。





顔良し。胸はまあ…小さいけど尻はデカくて俺好み。スタイルはABってぐらい。声も可愛いし気分は結構アガった。




でも今回もこいつじゃなかった。適当に揺すって女の用を終わらせて一人で慰めて自分の分も軽く終わらせた。






「ひろおみ良かったぁ…あかちゃんできちゃうかと思った」






夜は更けていてもネオンが光る街では時間なんて関係ない。




女がベッドで横になりながら携帯を触ってどっかのSNSに上げるんだろう、ベッド脇のゴムの抜け殻を写真に収めていた。

ああ、なんか冷めるからそういうの俺の視界の中でしないで欲しい。





お兄さん名前なんて言うの?って甘ったるい声で聞かれたから名前だけ教えたらしつこく名前を呼ぶもんだから興醒めしてしまった。




「ふは、赤ちゃんなんて出来るわけねーだろ。ゴムしてんだから」



「気持ちの問題だよ!…ねーぇ、もう終わり?もう一回だけしようよ」





「しないしない。俺の気が済むまでしかやんねーの俺は。ホテル代とタクシー代置いとくから泊まってって良いし帰りたかったら帰んなよ。じゃーね」




背中に押し当ててくる可愛い胸の膨らみはもう興奮に値しない。


女を振り解き身支度を簡単に済ませて、ガラステーブルの上に2万円を置いて部屋を出た。





部屋の中から聞こえる『ひろおみ』なんて聞こえないフリして、通知欄に溜まるメッセージひとつひとつに目を通しながらホテルから少し離れたところでタクシーを待つ。





「…お。」



『おみ暇?飲みに行こうよ』






腐れ縁の友人からのメッセージを拾って指定された住所へ捕まえたタクシーに乗り込んで運転手を向かわせた。

02→←00



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (101 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
543人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

むぅ(プロフ) - はじめまして。続編楽しみにお待ちしております。 (2022年4月22日 13時) (レス) @page45 id: cb68aa1da2 (このIDを非表示/違反報告)
kota(プロフ) - 楽しく読ませてもらってます。臣隆大好き。隆二メインの作品も待ってまーす。 (2021年6月28日 14時) (レス) id: 8448788f30 (このIDを非表示/違反報告)
shirey(プロフ) - すんごくおもしろくて一気見しました! (2021年5月28日 16時) (レス) id: eae9c1c1ca (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:矢野 | 作成日時:2021年5月20日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。