コーヒーの匂いに惹かれて

☆29 ページ31

《海斗目線》





『好き』



その言葉はとても素敵な言葉と哀しい言葉が組み合わさっている





オレは哀しい方だ





Aちゃんがオレを見てくれなかったとしても、Aちゃんの幸せを祈るがオレの役目だ









ネガティブオーラがオレの周りには出ているかも






でも心が折れているのは間違いないし







ネガティブオーラが出ても仕方ない





はぁ…だせぇ





こんなにオレは未練タラタラでひきずりまくりだなんて…







あ、オレは下校中だったんだ








………んあ？






家の前に誰か居る






「あっ飛騨くん…」




え…Aちゃん？





まっ幻だ




そうだ！



絶対幻覚にきまってる




考え過ぎちまった





「幻覚にしてもやけにリアル感が出てる」






「ベタベタ触んないでっ(怒」




えっ？！




本物？！？！





「あ…あの…どうしたの？」



「飛騨くんに謝りに来たの」




「謝る事一つもしてないじゃんAちゃんは」






「いいえ…私、散々酷いこと言ってきた、
ごめんなさい」





「あ、いいんだよ…別に、そこが可愛いんだから(ボソッ)」



「それじゃあ」





あれは反則だよ…//






ごめんなさいだけでこんなに胸がギュンときちゃった




君に見てもらえるようにオレも頑張っちゃおうかな




まぁ、まだその未来は分からないけど

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