コーヒーの匂いに惹かれて

☆23 ページ25

《海斗目線》







オレ………




Aちゃんと少し距離を置こう…






もう彼女は西成のものなんだ




オレがどうやっても手に入れられない






複雑だけど







もう君を諦めた方がいいのか






オレは………





「あっ飛騨くん、ハンカチ落とし…」



Aちゃんだ…ごめんっ




「ありがと」




「…」




次の日






「西成先輩、これっ！」






「手作り弁当？！ありがと！」





じり………






やっぱ胸が痛い









ってそれよりオレはストーカーみたいにAちゃんを追ってしまう！！！






こ、こっちにAちゃんが来る！！






「あっ！飛騨くん、これ購買部で買ってきたパン余りあるから食べてそれじ…」



「ごめ…遠慮しとく、彼氏さんと食べて」






「えっあっ………………なんで………」









こうして1ヶ月が過ぎていった

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