Snr ページ16
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Aを膝の上に乗せて抱き締めながらテレビを見る良い休日。彼女の肩に顎を乗せれば、「擽ったいよ」と咎めながらも、ふふと微笑みながら頭を撫でられる。セットした髪が崩れるから触れられるのはあまり好きやないけど、Aは別格。好きなだけ撫でてくれ。
幸せだなと思いながらぼーっとしていれば、もぞもぞと動くA。何かと思えばこちらを向こうとしたらしい。今日も可愛いなと思っていれば、唇に感触、目の前には頬を桃色に染めたA。とても可愛い。
「なに、今日は甘えたさん？」
「…べつに、そんなんじゃないし」
「素直やないなぁ、可愛ええけど」
「可愛くないもん」
「可愛ええよ、俺が愛しとるAが一番かわええ」
途端に顔を真っ赤に染め上げ、恥ずかしいのかAは両手で顔を隠そうとする。
「なーあ、A。顔、見して？」
「やだ」
嫌々と言うAの手を避けるのは簡単で、避けてしまえば「悪趣味、いじわる」と潤んだ目で言われるが、大層な褒め言葉として受け取っておくことにしよう。
愛おしい彼女に口付けを落とした。
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mi(まい)(プロフ) - 林です。嘘です。さん» 切ないお話を書きなれてないのでそう言って貰えて凄く嬉しいです、ありがとうございます( ;_; )！ (2020年5月26日 17時) (
レス) id: 0f8661bfd1 (このIDを非表示/違反報告)
林です。嘘です。 - 3番目の切ない感じが好きです！ バッドエンドとかが少し好きなので、私の好みでグッときました。 (2020年5月25日 2時) (レス) id: aa4022e14b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mi(まい) | 作者ホームページ：http://twitter.com/muikrn
作成日時：2020年5月23日 3時
