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誰にでも人には言えない
秘密の一つや二つはある
もちろん私にも
それは金曜の夜
一週間頑張った自分へのご褒美
華金を謳歌するサラリーマンたちの間を
早足で進み
目的の場所へ
入口で証明書を確認され
仮面を渡され中に入る
店内には既に大勢の人がいた
ここは会員制
会員制とだけあって
アブがつくノーマルな場所だ
仮面を付けるのは
社会的地位が高い人や
顔が広く知れ渡っている人が
多いからだと
私をここへ連れてきた友人から
聞いたことがある
その友人が
ここのオーナーだ
なかなか凄い人物である
もうすぐショーが始まる
ステージから出来るだけ離れた席を探す
今日はどんなショーなのかと
一人胸躍らせていると
私の隣にどかっと腰を下ろす男性
「よう、結構進んでるか？」
ここの席は全て二人掛けソファー
しかも設計上、嫌でも
二人がくっついてしまう
私の腰に腕を回す彼は
そもそもそんなこと
気にもしていないのだろう
仮面をしていても
彼はこの大勢の中から
確実に私を見つける
「ええ、まあ
一週間頑張った自分へのご褒美なので」
「自分へのご褒美が
会員制アブノーマル性癖ショーとは
お前は本当に面白い女だな」
「とっても下品な言い方ではありますが
褒め言葉として受け取っておきます」
「なあ、お前にとって
今日はどれが見物だ？」
「3番ですかね」
白い肌に
ぽってりとした唇
目元は光沢のある布が覆っているので
よく見えない
ここでは
ステージでショーを繰り広げる出演者たちは
ソファーに座る私たち観客の命令を
聞かなければならない
観客が命令を下し
出演者と別室で楽しむのが
ここのお決まりの流れだ
私はよくここへ来るが
誰かと楽しんだことはない
この店では、私はとても珍しい客だろう
ステージ上でいたぶられる3番を
見つめていると
私に密着している男性が耳元で囁いた
「妬けるねえ」
「思ってもないこと言ってないで
早く命令出さないと狙ってる子
取られちゃいますよ」
「今日はピンとくる奴いねえから
お前と呑むことにする。」
この男はなぜ私にかまうのか
会社でも毎日会っているのだから
プライベートは邪魔しないで頂きたいものだ
この鬼
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つかさ - 続きがとても気になります！更新待ってます！ (2017年9月7日 21時) (
レス) id: 11ea81b5d5 (このIDを非表示/違反報告)
ぐくみん - すっごいゾクゾクしました、Mなじみんちゃんに狂気ストーカーじょんぐく続きが気になって仕方ないです！！！更新たのしみにしてます！！！ (2017年8月18日 17時) (レス) id: 1be88d2298 (このIDを非表示/違反報告)
しあテテ(プロフ) - RIYUさん» うさぎのポジティブ思考いいよｗｗｗスキだよｗｗｗ (2017年7月6日 19時) (レス) id: 79fe3379d4 (このIDを非表示/違反報告)
RIYU(プロフ) - しあテテさん» 光栄です、ありがとうございます！(笑) (2017年7月5日 19時) (レス) id: f17557b33e (このIDを非表示/違反報告)
しあテテ(プロフ) - IRUYさん» へへ／／／／←照れるとこかｗもうどんどんお話が気になってｗ (2017年7月5日 12時) (レス) id: 79fe3379d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIYU | 作成日時：2017年6月29日 17時
