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熱帯夜かと思った
私の身体が熱いのは
きっとこの部屋の空調が効いていないからだ
彼のせいなんかじゃない
前回の夜と同様
私の胸に顔を埋める彼は
前回の夜とは違う動きをした
その肉厚な唇を
私の胸に押し付けては
キュートな音をさせて離す
最初はくすぐったいだけだった
私と会話をしながら
不定期で悪戯をしてくるだけ
だが
それも続けられると
だんだん別の感覚になってくる
これを始めた当の本人も
それは同じみたいで
私の脚に申し訳なさそうに当たるそれ
「ん、ジミン」
私を一瞬見たが
彼は動きを止めなかった
むしろ加速してしまった
大きく胸元が開いたワンピースから
白い膨らみを
優しく掬い出した
口に含み
赤ちゃんのおしゃぶりのように
転がしたり吸ったりした
私の角度からは
彼の明るめの茶色い髪しか見えない
金が抜けたような色
「ね、ジ、ミン
ねえってば」
彼のそのふわふわの髪を掴んで
身体を仰け反らせてしまう位には
私は感じていたらしい
さっきから名前を呼んでも
全然こちらを見てくれない
絶対に口から離さないつもりだ
名前を呼ぶ度に
返事代わりに
口に含むものを甘く噛まれた
確かにここは
“そういうところ”だ
この無駄に大きいベッドも
部屋の壁に掛けられている数々の玩具も
“その為”にある
彼は最初からそのつもりだったのかも知れない
だが、私は彼と
そうしたかった訳ではない
ただ寄り添って
会話をして
眠るだけで十分だった
身体を捻らせたりして
彼の唇から逃れようとしても
私の背中に回った手がそうさせてくれない
このままではいけないと思い
漏れる声を殺し
低めの声を出した
「ねえ」
はっと我に返ったのか
ゆっくりと顔を上げた彼
口元には唾液が垂れていた
私に否定されるのか
はたまたこの続きの
GOサインを出してもらえるのか
じっと見据えるその黒に
私だけが写っていて
この時間がずっと続けばいいなんて思ってしまって
「だめよ」
少しでも長く
その黒に写る為
私の頭にはこれしか思い浮かばなかった
その黒が揺れ
お預けを食らった彼は
自分の唇を噛む
彼の髪を
優しく撫でてやると
私の手にすり寄ってきた
彼はやはり、いい子だった
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つかさ - 続きがとても気になります！更新待ってます！ (2017年9月7日 21時) (
レス) id: 11ea81b5d5 (このIDを非表示/違反報告)
ぐくみん - すっごいゾクゾクしました、Mなじみんちゃんに狂気ストーカーじょんぐく続きが気になって仕方ないです！！！更新たのしみにしてます！！！ (2017年8月18日 17時) (レス) id: 1be88d2298 (このIDを非表示/違反報告)
しあテテ(プロフ) - RIYUさん» うさぎのポジティブ思考いいよｗｗｗスキだよｗｗｗ (2017年7月6日 19時) (レス) id: 79fe3379d4 (このIDを非表示/違反報告)
RIYU(プロフ) - しあテテさん» 光栄です、ありがとうございます！(笑) (2017年7月5日 19時) (レス) id: f17557b33e (このIDを非表示/違反報告)
しあテテ(プロフ) - IRUYさん» へへ／／／／←照れるとこかｗもうどんどんお話が気になってｗ (2017年7月5日 12時) (レス) id: 79fe3379d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：RIYU | 作成日時：2017年6月29日 17時
