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だけどそれを追及する気にもなれなくて
隠したい事は隠したままでいいと思うし、それを暴かなくちゃいけない程の関係でもないから
よくわからないまま私は彼のために話を逸らそうと頭の中で話題を探す
そして思いついたひとつの話題
「ゲーム、たくさんあるんですけど全部が私のって訳でもないんですよ」
「…ん？どういう事？」
「半分くらい、姉が買ってきているんです」
姉？
私の話題変更はうまくいったみたいで、彼はそれに反応してくれる
そう、今はこの家にいないけど私はこの家に姉と2人で住んでいて
このゲームの棚も姉と共有している物だった
引っ越してきた時に姉が真っ先に充実させたこの一角
思い出話をはじめると止まらなくなるのが女の性だとでも言おうか
私は脳内でいろんな事を再生されながら口先でそれを言葉に
「姉も昔はそんなにゲームが好きだった訳じゃなかったのに
何かネットでゲームが得意な人を見つけたらしくって」
「！ ネット…？」
「はい、えーと…なんだっけ確か、」
ユーチューブ？
そんな名前の動画配信サイトがあると聞いた事がある
正直機械とかスマホに関しても苦手で
アプリなんてスケジュール管理しか取っていない
連絡が取れればそれで充分だと思っているから、私はひたすらアナログ人間だった
…ゲームは別だけど
だから姉の言葉を必死で思い出しながらそれを口にすれば、彼はピンときたような表情を見せてくれたから恐らくあっているだろうと確信する
「へぇ…お姉さんはyoutubeのゲーム動画見るんだ？」
一字一句確かめる様に、まるで台詞のように言ってきた北川さん
多少の違和感はあったけど気にしないで私はそれを肯定する
「それでゲームするようになって、私も一緒にするようになったんです」
今となっては一通りのゲーム機があってそこそこな量となって
姉妹二人の家に大量のゲーム
そのアンバランスは意外と話のネタになったりしている
今もまさにその状態
何だか北川さんも食いつきがよくて、少し嬉しくなる
「えっと、Aちゃんも見るの？」
まるでそれは探るようだ、なんて
彼のそんな聞き方に私の方は勘ぐって探ってしまう
何気ない質問でもそんな風にとらえてしまう私は意識しすぎているんだろうか？
それがその動画の事だと分かって私は首を左右に振った
「私は動画は見た事ないです」
「そう…」
「あ、だけど名前は教えてもらいました」
姉が影響を受けたその動画の人の、名前
見てみて！なんて言われてまた今度ねなんて返事をしたまま結局何もしていない
そんな事を思い出した
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ももた(プロフ) - ぴょんさん» ありがとうございます！ちょっとバタバタしてしまって停滞気味ですが、もう結末までストーリーは考え終えていますので、頑張って書いていきますね(＾＾) (2017年6月6日 0時) (
レス) id: f1aa9eefcc (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん - 続きがとても楽しみです！頑張ってください！応援してます！ (2017年6月4日 2時) (レス) id: ff860ae17d (このIDを非表示/違反報告)
ももた(プロフ) - べにべにさん» 遅くなりました！こういうコメントのおかげで書き続けられます！本当にありがとうございます(＾＾) (2017年5月23日 22時) (レス) id: f1aa9eefcc (このIDを非表示/違反報告)
べにべに - 待ってます更新！！続きが楽しみです！ (2017年5月21日 13時) (レス) id: 2e57339124 (このIDを非表示/違反報告)
マホlove - ありがとうございます！わざわざ調べていただいて。無事見れました！本当にありがとうございました！！！！ (2017年5月19日 23時) (レス) id: 22d20cf1e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももた | 作成日時：2017年4月8日 1時
