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はじまれば緊張よりも、楽しめる
正直みやゆうさんが一緒だというのも大きいだろう
それにみんな笑顔で、面白いですとか応援してますとか
直接聞ける応援や言葉は毎回嬉しすぎて緊張なんて吹き飛ばしてくれた
「ポッキーさんほんとに大好きです！」
「ありがと〜」
満面の笑顔でそう言ってくれる子に俺も笑顔で返す
ひとり、ひとり丁寧に
心がけているつもり、出来ているかな？
横で俺よりもハイテンションな対応をするみやゆうさんを見ていると少しだけ自信を無くしそうだけど、毎度視聴者さんの優しさに救われているから大丈夫
…そんな事を頭の隅っこで思う余裕はあったらしい
「はい、次の方どうぞ」
頭を下げて出て行く視聴者さんに手を振っている間にもうスタッフさんが声かけをして誘導する
その声を聞いて俺はそっち見た
流れ作業のような現実だけど、そんな事を意識させないようにしないとと思って
笑顔は絶やさなかった
そのつもりだった
だけど、
「……え、」
それは一瞬
認識した瞬間、笑顔は消える
松葉杖をついてゆっくりときた女の子
よく知っている…なんてレベルじゃない
「あ…え、と」
その表情は困惑
顔を見せないように俯いて
困ったように眉を下げている…Aちゃん
どうして、何で
そんな考えが頭の中を埋め尽くして、固まってしまった
マスクをしているけど、彼女の様子を見ればもう俺が誰かという事には気付いているよう
どうすれば、なんて、嫌な汗が背中をつたう感覚
すると
「ご、ごめんなさい…っ」
彼女は小さくそう言って
そして慌てて松葉杖を持ち直して俺に背を向けた
ゆっくり、だけど急いでここから出て行くその背中を見つめると、スタッフさんもみやゆうさんも怪訝な表情で彼女と俺を交互に見る
「…知り合い？」
「…あー、と」
探るようなその視線
その疑問に返答を、と思うけど頭は働かなくて
衝撃が大きすぎてそんな事今は考えられない
知っていた？いや、そんな事はない
少なくとも会っていた時、俺とポッキーは彼女の中で別人だった
となるとやっぱり実写動画を見て気付いたか
…だけどそれなら腑に落ちない
告白を断って、メッセージも無視している状態
それでも彼女が俺に会いたかったと仮定して
だったらどうして何も言わずに、あんな顔して、逃げる様に去っていくのか
だって、
「…泣いて、た」
「え？」
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ももた(プロフ) - ぴょんさん» ありがとうございます！ちょっとバタバタしてしまって停滞気味ですが、もう結末までストーリーは考え終えていますので、頑張って書いていきますね(＾＾) (2017年6月6日 0時) (
レス) id: f1aa9eefcc (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん - 続きがとても楽しみです！頑張ってください！応援してます！ (2017年6月4日 2時) (レス) id: ff860ae17d (このIDを非表示/違反報告)
ももた(プロフ) - べにべにさん» 遅くなりました！こういうコメントのおかげで書き続けられます！本当にありがとうございます(＾＾) (2017年5月23日 22時) (レス) id: f1aa9eefcc (このIDを非表示/違反報告)
べにべに - 待ってます更新！！続きが楽しみです！ (2017年5月21日 13時) (レス) id: 2e57339124 (このIDを非表示/違反報告)
マホlove - ありがとうございます！わざわざ調べていただいて。無事見れました！本当にありがとうございました！！！！ (2017年5月19日 23時) (レス) id: 22d20cf1e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももた | 作成日時：2017年4月8日 1時
