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冷たいのとあったかいの、どっちがいい？
そんな質問に、私は温かいのを準備する予定だったけど
簡単に出来る冷たいお茶をお願いしていた
その間もきっと私の表情は分かりやすかったんだろう
何か彼に出来る事はないか
その考えに思考を巡らせていたから、きっと難しい顔をしていた
氷の入ったそれを私の前に置きながら彼は隣に座って
「じゃぁさ、ゲームしようよ」
「ゲーム？」
「そう、これとか」
俺好きなんだよね
なんて言いながら取り出したのは有名なレースゲームだった
彼はそのゲームが好き、だからそれがお礼になる
それはきっと彼なりの優しさなんだろうけど
そういえばさっきの会話もゲームにすごく食いついていたように思うから
案外本当に好きなのかもしれない
私は彼の優しさに甘える事にして、休憩の間それで遊ぶことに頷いた
大雅は慣れた手つきでゲームをセットして、コントローラーを渡してくれる
「言っとくけど、俺これ結構得意だからね」
もうずーっと一位取りっぱなしかも
口角をあげて宣言される
その声色は本当に楽しそうで、つられて私も笑ってしまう
だから
「私も割と得意だよ」
きゅ、っとコントローラーを握りながら笑ってそう言えば
大雅は一瞬きょとんとして、また挑戦的な笑顔
そして私達はテレビ画面を凝視する
…結果的にいえばその戦いはまぁ吐白熱した
大雅は宣言していた通り本当に得意なようで
その腕前に波はあるものの大体安定して上位をキープ
一方の私もこのゲームは姉と何度も遊んでいたから
私が一位だったり、大雅が一位だったり
そして２人とも負けて終わりたくないなんて気持ちが強くて
気付けば一時間以上は遊んでいた
「待ってほんとうまいね」
「えへへ、姉に鍛えられたからね〜」
にこにこと口角をあげて話す私達はもう家を出ている
大雅に支えられてお店に向かいながらの会話
何だか興奮冷めやらぬ、なんて感じで話すその様子はとても距離が縮まったような気がして
ゲーム素晴らしい
頭の中は完全にお花畑で、浮かれた私の彼を見つめる瞳はきっとハートになっているんだろう
そして私は今日も仕事を手伝ってもらって
早めの切り上げ
数日間は仕方ないだろうと割り切っているから
だから、
「あ」
最後の作業をしながら伝えるべき事を思い出す
思わず漏れた声に大雅は振り返って私を見る
「あの…明日は定休日、だから」
姉と決めたお店のお休みの日
休みでも私は来るけど、それでも留まる時間はとても短い
だから、私は少しの残念さを隠してそれを伝えた
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ももた(プロフ) - ぴょんさん» ありがとうございます！ちょっとバタバタしてしまって停滞気味ですが、もう結末までストーリーは考え終えていますので、頑張って書いていきますね(＾＾) (2017年6月6日 0時) (
レス) id: f1aa9eefcc (このIDを非表示/違反報告)
ぴょん - 続きがとても楽しみです！頑張ってください！応援してます！ (2017年6月4日 2時) (レス) id: ff860ae17d (このIDを非表示/違反報告)
ももた(プロフ) - べにべにさん» 遅くなりました！こういうコメントのおかげで書き続けられます！本当にありがとうございます(＾＾) (2017年5月23日 22時) (レス) id: f1aa9eefcc (このIDを非表示/違反報告)
べにべに - 待ってます更新！！続きが楽しみです！ (2017年5月21日 13時) (レス) id: 2e57339124 (このIDを非表示/違反報告)
マホlove - ありがとうございます！わざわざ調べていただいて。無事見れました！本当にありがとうございました！！！！ (2017年5月19日 23時) (レス) id: 22d20cf1e3 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももた | 作成日時：2017年4月8日 1時
