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さて、何を考えているのかと問われても困ってしまう
何？じゃぁ例えばさ
「初めまして」をきちんとして、他人から知り合いに、そしてお友達
沢山お話して共有する時間をいっぱい使って
そんで相手の気持ち？本性？性格？
それらをよく、よーく知って、理解して、全てを知った気になって
そして好きな理由をはっきりさせてから恋だと名乗ればいいの？
そんな誰もが首を縦にふるラブストーリーじゃないと、許されない訳？
彼への気持ちを否定されつつある私は真っすぐにその気持ちをぶつけた
「なんつー屁理屈」
私の意見に兄は眉をしかめる
まず手始めに失礼だという事
ろくに話したこともない相手にそんな感情抱いてはいけない
動画で見ていて知っているだけ
要は顔だけでそんな事言ってるんでしょ？って
兄が言いたいのはそういうこと
今度は私が彼の意見に眉をしかめる番
「確かにかっこいいよ、かっこよすぎたよ。でもそれだけじゃないもん」
「挨拶だけで好きになった理由に、顔だけ以外で何があんの？」
アホかよ
溜息を吐きながら私を窘める耕大にいつもの優しさが見られないのは間違いなく怒っているからだった
いつもそう、私の恋愛関係に関して兄は怒る
どんなに説得したって快く許してくれた事なんて一度もなかった
だけど今日の怒りは過去のどんなものとも違う
複雑な感情が入り混じっている
私の事もとても大切に思ってくれているし
マホトさんも、耕大にとってとても大切な人だから
その感情はひしひしと伝わってきて
私も耕大がとっても大切
だから、何となく、嫌なきもち
…嘘、大嘘
とんでもなくムカつく、うざい、イライラする
それが本音
耕大は私のお兄ちゃんなのに、私よりマホトさんが大事なの？
どんどんと苛立ちは募っていく
「わかった。じゃぁよく知れば問題ないね」
そう言って私はしかめていた眉の力をふっと抜いて
にっこりと笑って見せた
「ごめんね、お兄ちゃん」
「え、っ！」
笑顔で一歩近づいて
ドン、と少し力を入れて耕大の胸を押せばよろめく
その隙に私はすぐ後ろにあった扉を最低限開いて体を滑り込ませて
ガチャリ
急いで、その鍵を閉めた
「は！？ちょ、A！！」
扉を叩いて私の名を叫ぶ兄を無視して私はくるりと振り返った
すると
「！」
そこにはちょうど廊下を歩いていたらしいマホトさんの横顔が見えた
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ももた(プロフ) - まほしゃちょーさん» 嬉しいです！ありがとうございます(^^)もっともっと面白くなるように頑張りますね！ (2017年5月8日 2時) (
レス) id: 9c4e44a43b (このIDを非表示/違反報告)
まほしゃちょー - めっちゃ面白いです(>_>) (2017年5月7日 23時) (レス) id: 8c91b50b1a (このIDを非表示/違反報告)
あやの - なんかこっちも嬉しいです！テンション上がってよかったです(^-^)vほんとマホト優しい(泣) (2017年5月6日 10時) (レス) id: fa8761fcb7 (このIDを非表示/違反報告)
ももた(プロフ) - りんごいちごさん» コメントありがとうございます！とっても嬉しいです(＾＾)強気ヒロインなので、そう言っていただけるとほっとします(笑)まだまだ頑張りますね！！ (2017年5月5日 0時) (レス) id: f1aa9eefcc (このIDを非表示/違反報告)
りんごいちご(プロフ) - マホトかっこよすぎます(;o;)主人公もめっちゃいい子！これからも頑張ってください応援してます！！ (2017年5月4日 15時) (レス) id: ace6ccd855 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももた | 作成日時：2017年4月8日 1時
