２０話 ページ24
「あ、家探しとかそういうのが後回しになっちゃうのはごめん
仕事の合間だけど、出来るだけ早く見つけるようにするから…」
あのめちゃくちゃになった部屋はもう不動産にも連絡がいってるから引き払う事は決まっている
家の修理とか使い物にならない物達を処分するための業者への手続き等
マホトの協力もあったり、大家さんがとてもいい人でいろんな話がスムーズに進んでいた。
それでも出費としては決して小さくないものになってしまったけれど
だから次にすべきことは住むための家を見つけること
犯人が捕まっていない、捕まるかどうかもわからない今それはとても難しい事だと思うけれど
いつまでもここに居座る訳にはいかないから
一日でも早く元の生活に戻らなくてはいけない
そんな風に考えていた
だけどマホトは違った
「そんな事はどーっでもいんだよ」
「ど、どうでもって」
「あのな、こんな状況で、しかもそんな怪我で働ける訳ねーだろ」
マホトが指摘してきた、怪我
擦り傷や切傷がほとんどなんだけど、実は足は少し挫いていてテーピングをしてもらってゆっくりならほとんど痛みなく歩けるくらいの捻挫
そして手に関しては切り傷と転んだ時に思い切り擦った跡があった
手当は済んでいるけど誰が見てもボロボロだろう
そんな自覚はあったけど
改めて自分の怪我を見ながら言う
「ちょっと辛いかもしれないけど、カバーしながらだったら仕事は大丈夫だと思う」
「お前、」
「だって！マホトも知ってるでしょ？今のお店の状況」
簡単に休めないよ
呆れるマホトの言葉を遮って私はそう訴えた
ただでさえ人がいなくて、そのための戦力の私が二日目にして休んでしまうだなんてそんな事とても出来そうになかった
マホトもあのお店の状況はある程度分かっているはず
常連で、担当だった人も辞めたという連絡もいっている程だから
そのままマホトも私も押し黙ってしまう
数秒間、何かを考えているように黙って
「…わかった、好きにしろよ」
そしてそう言ってくれた
小さな声で、諦めるような声色だったけど少しほっとした
サグワ君はそんな様子を見て
「それじゃぁとりあえず飯食わない？」
ぱっ、と空気を変えるように明るくそう言った
その言葉にマホトとご飯を食べに行く約束をしていた事、それが果たせなくて今何も食べていない事を思い出して
途端に体が空腹を訴え始めた
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ももた(プロフ) - おんせんたまごさん» ありがとうございます！登場させるかとても迷ったんですが…喜んで頂けて私も嬉しいです(＾＾)ポッキーさんメインのお話も少し検討していて、未定ですが始まったらまたよろしくお願い致します。更新頑張りますね！ (2017年1月27日 23時) (
レス) id: 47267e0507 (このIDを非表示/違反報告)
おんせんたまご(プロフ) - ポッキーさん好きだから嬉しいです！この小説も大好きです！更新頑張ってください！ (2017年1月27日 20時) (レス) id: 3c3efb2b15 (このIDを非表示/違反報告)
ももた(プロフ) - 琥覇紅#いっくん【ｳｵﾀﾐ】さん» ありがとうございます！わかっちゃいましたか(笑)楽しみにして頂けてとても嬉しいです！頑張りますね(＾＾) (2017年1月27日 18時) (レス) id: 47267e0507 (このIDを非表示/違反報告)
琥覇紅#いっくん【ｳｵﾀﾐ】(プロフ) - ももたさん» 風邪、お大事になさってくださいね!! マスクの彼って………笑なんとなくわかりました!!(>_>)でも、言っちゃうと他の方の楽しみが無くなっちゃうので言いませんが笑頑張ってください!! (2017年1月26日 17時) (レス) id: 8dd5b17f5a (このIDを非表示/違反報告)
ももた(プロフ) - はーちゃんさん» ありがとうございます！こういうコメントは本当に励みになりますし、やる気に繋がるのでとても嬉しいです(^^)更新頑張りますね！ (2017年1月26日 9時) (レス) id: 9c4e44a43b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ももた | 作成日時：2017年1月11日 13時
