【刀剣乱舞】妖刀と呼ばれた刀【鶴丸国永】

弐拾肆刀 ページ26

兄である鶴丸と共同の衣装箪笥には葉月が使う場所に今剣の天狗の衣装と兄である鶴丸の白一色の衣装しか無い




「衣装箪笥の前で固まってどうしたんだ？葉月」


貴方「あにうえ なぜ ぼくのところに いまのつるぎとあにうえのふくが？」




葉月は非番だった兄の鶴丸に疑問を聞いた
疑問を聞かされた鶴丸は内心よしっという気分だ
葉月の予備の内番服は鶴丸が使う段に隠されている、その事を知っているのは今剣と鶴丸だけだ




「それはな、俺と今剣が霧月に頼んで万屋で作って貰ったんだ
あ、霧月はこの本丸の審神者の名だ
さてと着替えような葉月？」


貴方「うん」




鶴丸から渡された白一色の衣装を畳の上に置き
泥だらけの黒一色である衣装の帯をほどき始めた




貴方「あにうえ これでいい？」


「あぁ、俺とお揃いだな葉月」


貴方「うん いつもくろだからしんせん


ぼく しょくだいきりさんのところいってくる」


「あーもうすぐ八つ時か、俺も行くか」




鶴丸は立ち上がり葉月の手を取った




貴方「あにうえ？」


「昔は良くこうして歩いただろ？」


貴方「そうだね」




昔は良く二人で手を繋いで歩いたり走ったりしていた
走る時は鶴丸が葉月が着いて行けるように速さを調整していたりした




「じゃあ、燭台切のとこに行くか」


貴方「うん」




二人は昔のように手を繋いで部屋から燭台切の居るところまで歩き始めた

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