Perfect Girl☆2

no.59 ページ10

HIRO「俺の事は1番よく分かってるお前だから、
俺の後を頼みたいんだ。」


『え、でも．EXILEは…男性グループでしょ？』


HIRO「あぁ。だが、これからは少しずつ
変化をつけていきたいんだ。
マンネリ化したEXILEじゃなくて！
そのこともあって、女性加入でも良いと思ってる。
俺の意思を受け継ぐもので女性でも今のEXILEに
体力やダンス能力等を兼ね備えていて、
尚且つファンに認めてもらえるであろう人物は…
…星華…お前だけだと思う。
この間のパーティで一緒に踊って俺は確信した。
お前ならやれるって。
もちろん、アンチファンだっているかもしれない。
そこは俺たちもフォローしていくつもりだ。
…なぁ、星華、考えてみてくれないか？
急いで結論出させたいわけじゃないけど…
1週間後の全体会議で、答えを教えて欲しい。」


『……わかった…』


HIRO「まだ会議までは他の奴らに言う
つもりはないから、1人で考えさせることになって
申し訳ないが、宜しく頼む。
彩には伝えるし、結城にも伝える。
2人だけでも相談相手として、
相談してくれて構わないから。」


『うん…わかった。
みんなに相談したりしないから！
…パパ…考える時間くれて、ありがと。』



HIRO「じゃぁ、宜しく頼むな？」


『うん！じゃぁ、そろそろ帰るね！』


HIRO「今日は寄っていかないのか？
彩もたまには来て欲しいって言ってるぞ？」


『あ…うん。。。でも、今日は色々考えたいし、
疲れちゃったから…帰る。
彩ちゃんにはまた連絡する！って言っといてー！』


HIRO「あぁ。わかった。
気をつけて帰れよ？」


『うん。じゃぁ、お疲れ様！』






社長室を出て、星華はぼーっと廊下を歩いていた。


『…………。
(あたしに出来るの？…
あたしにとって皆は尊敬してるお兄ちゃん達で…
そんなお兄ちゃん達と同じ位置に立ってもいいの？
…それをファンのみんなは認めてくれるの？
…パパの意思を本当に継げるの？
あたし…あたしで出来ることなの？
…わからないよ…)』



部屋に戻ってきた星華は、
ゆっくりソファに腰掛けた。
そこから動く事なく時間は進んでいった。





コンコン


亜樹「誰かいるの？電気つけっぱ…え？星華？！」


『……あ、きちゃん？』


亜樹「どうしたの？！
え？今日HIROさんと帰ったんじゃなかったの？」


『ぅん…なんか今日は1人でいたかったから…』


亜樹「もぉ！なら早く言ってよ！もう遅いから送っていくから、ね？」


『…うん…ごめんね』

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