Perfect Girl☆2

no.70 ページ21

それから数分後

星華は落ち着きを取り戻した。


窪田「…大丈夫？」


『あ、、あの///ごめんなさい！！
あたし///』


窪田「全然大丈夫だよ！
スッキリした？」


『あ、はい///…うわー…恥ずかしい…
マサさんの前で大泣きしちゃったし…
あ、お洋服、汚しちゃってませんか？！』


そう言って慌てて窪田から離れる。


窪田「ん？大丈夫だよ！」


『あ、夕日がもう全部沈んじゃいますね…』


窪田「そうだね。」


『…マサさん…ちょっとだけ、
あんまり沢山は話せないですけど…
話聞いてもらってもいいですか？』



窪田「うん。話せる事だけでいいよ？」


『うん…あたしね…不安だったんです。
これから色々な事が…LDHで変わる予定なんです。
それにはあたしの決断も必要で…

1週間前にその事をパパから言われて
1週間考える時間をもらって、
あの日から全然食欲もなくて…眠りも浅くて…
だから、みんなに迷惑かけたりとか
しないようにしなきゃって、心に気を張ってて…

でも、あれから1週間…明日が決断の時なのに…
全然決断出来なくて。
…あたしが決断して…
それを受け入れてもらえるのかわからないし…
そんな大役を任されてこなせる自信がなくて…
どうしていいかわかんなくて…
相談できる人も今回は少なくて、、、

だから、今日なんとなくふらふらって
街に気分転換しに行ったんですけど、
何も考えられなくて…
気持ちだけが焦っちゃって。』



窪田「そっか…1人じゃ不安な事とかって
考えても考えても答えって出ないんだよね？

…1人で辛かったよね？

僕にはその決断がどんなものかわからないけど…
僕から見て、星華ちゃんは本当によくできる子
だから、どんなことも乗り越えていけると思うよ？

それに、周りだって星華ちゃんが決断した事を
一緒にフォローしてくれると思う。
もちろん、僕だって出来る限りでフォローするよ？

だから、星華ちゃんにとってその決断をする事で、どんな意味につながる事なのか、
考えてみたらいいんじゃないかな？」



『どんな意味に繋がるか…』



窪田「うん。それによって成長するとか、
多くのファンが喜んでくれる事とか、
色々な事があると思うんだ。
だから、そういういい事に繋がる事なら、
決断してみてもいいのかもしれないよ？
…まぁ、僕が簡単に言える事じゃないだろうけどね」


『…ううん。…ありがと！マサさんのおかげで、
少しわかった気がする。ありがとー！』


そう言って星華は窪田に抱きつく。

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